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「痛み」を10cm定規で表す方法

どうも、河野陽介です。

今年の夏はワクチン接種や軽い熱中症で少し体調を崩したのもあり、改めて健康が一番だと実感しました。

ところで、みなさんは病院へ行った時に「痛み」について聞かれた時、どのように伝えていますか?症状によって詳しく聞かれることもあると思います。本人にしか分からない「痛み」を、医療現場でどんな風に対処しているのでしょうか。

「痛み止め」もいろんな種類があります。例えば、「カロナール」「ロキソニン」「ボルタレン」などはよく耳にする商品名ですね。医療現場では有効な痛み止めの一つ、「モルヒネ」といった医療用麻薬もあるそうです。医学史上、多種多様な「痛み止め」が開発され、痛みの種類や強さによって使用できるので恵まれた環境で過ごしているともいえます。

痛みは本人にしか分からず、他の人が正確に知る術はまだ見つかっていないようです。医師は痛み止めを処方する際、本人からの申告が判断材料になるそうです。血圧やコレステロールであれば検査の数値で判断できるのに対し、「痛み」は自覚症状のため客観的な指標のようなものがなく、難しい部分でもあるといいます。

そこで、何とか客観的に知るためのツールがあるそうです。例えば、視覚的アナログスケール=VAS(visual analogue scale)といって、10cm定規を活用し、痛みがない状態=0、最大=100とした場合、どのあたりに該当するかを指し示すものなど。医療現場ではあの手この手で症状を客観的に把握し、最も適した治療を行えるよう工夫しているそうです。

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