男と梅酒と乾杯はビール?
お酒が好きだ。
最近は週一のペースで嗜んでいる。
特にこだわりがある訳ではなく、色々な種類を試して自分に合うものを探している。
みなさんは「梅酒」と聞いてどういうイメージが湧くだろうか。
結論から言うと、私の周りでは少し「女々しい酒」として扱われていた。
前職は建築業界で働いていたのだが、その際に歓迎会を開いてもらった時の思い出。
直属の先輩にビールを注ぎ、乾杯の音頭を若頭の自分が取らねば!と思ったその時、
「おいおい、梅酒はないだろ〜。男が飲む酒じゃねえって!」
の一言が先輩から同僚に下された。体育会系のいわゆる男社会で育った先輩の一言に周りは爆笑。
私はというと困惑していた。梅酒は大好きなのである。
引っかかったのは「"男"が飲む酒」というフレーズである。
なんだなんだ、社会人になると男はビールか焼酎しか飲めねえのか?と不安になったそこの新社会人よ。
思い出して欲しい。ある商品名を。
男を磨くぅ!梅がある〜!
そう。「男梅」である。
この記事にあるように、どうやら甘い酒というものに男性は抵抗があるイメージらしい。で、男性向けに甘酸っぱい男梅サワーができたとのこと。
この記事自体2017年のものなので今と価値観は違うかもしれないが、「男梅」と名付けねば売れないくらい「男性らしさ」の有害さは根深いのかもしれない。
うるせえ!男も女も甘いやつ酸っぱいやつ好きなのバラバラだろ!なんだ「スイーツ男子」って。正月はみんなできなこ餅食うだろ‼︎
と私個人としては思わなくもない。
決して「男梅」とか「スイーツ男子」という言葉が嫌なわけではない。その背景の考え方や同調圧力にどうしても、もやもやするのだ。
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