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最後の出勤

今日、約3年半続けたバイトの最後の出勤日だった。先日送別会をしてもらい、そこから残り2回の出勤を噛み締めるように働いた。
バイト、最初の頃は先輩に怒られまくっていてまじで病んでいたし、店長と合わなすぎて毎日辞めたいと思いながらバイトに足を運んでいた。でもズルズルと、いい意味で、最後まで働くことができた。送別会の時も涙は出なかったし、最後の出勤日もお世話になった店長と副店長はいないから泣くことはないんだろうと思っていたけれど、帰り道にLINEで最後の挨拶をして返信が返ってきた時に涙が出た。

1年生の冬に賄いで寿司が食べたいという理由でこの店を選び、コロナ真っ只中だったから同じ時期に入ってきた新人が俺含めて3人しかいなくて。そのうち1人は速攻辞めて、俺ももう1人の同期もどうせ来年には辞めてるんだろうなと思っていたら、2人ともなんか最後まで働き続けてた。そいつとはプライベートで遊ぶことは少なかったけど、先輩だらけのシフトにそいつが入っていたら少しだけやる気が出て少しだけ楽しみだった。

店長も副店長も気さくな人だったが初動で「シャイな無口キャラ」になってしまった俺とはバイト以外のことで話すことは少なかったけど、人生初めてしたバイトで、仕事内容も社会人としてのマナーも1から100まで教えてもらったことには本当に感謝している。

入ったらすぐ辞める人が多いこのバイトで、3年半も続けたことは我ながらすごいと思う。3年半も続けたくせにプライベートで遊ぶようなめっちゃ仲のいい友達はできなかったけど、結局みんな優しくて、居心地は良かった。
社会人になって何年かしたらお店にご飯食べ行こうかな。多分行かないと思うけど。

楽しい思い出より辛かった思い出の方が多いけど、いい人生経験になった3年半でした。

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