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別れる前夜はどうしても

明日かえる
前夜には寂しくなる

心配は少し減って
何とかやっていけそうだと信じられるけれど

3人で暮らしている時に
感じる「気配」は不思議で
いないようでいるんだから

その「気配」に
息子を感じたりする

母さんはやっぱり寂しいの?
と聞く息子に

やっぱりどうしても寂しいもんだね
と言うと
ギュッとするハグが
自分の気持ちをこらえているのか
さびしい気持ちが理解できて励まそうとしているのか
母さんがんばって、なのか
わからないから

グッとこらえて

ありがとうって
笑ってぽんぽん肩をたたく

息子には
私と違った未来がある
思い描く生活を楽しみに
自分一人の世界を守り

寂しくても
大変でも
気分良く自由を謳歌しておいで

「まあでもこちらに来れなかったら
父さんと会いに行くからね」

精一杯ドライな声で
鼻歌をうたいながら
家事の続きをする

明日からは日常が始まるんだ


読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。