見出し画像

ワークシフト/リンダ・グラットン

2012年発行の本書では2025年の働き方について紹介している。
過渡期である2023年は本書の内容が実現している点も数多くある。

◾️働き方を変える5つの要因

・テクノロジーの発展
・グローバル化
・人口構成の変化と長寿化
・個人、家族、社会の変化
・エネルギーと環境問題

以上の要因が複雑に絡み合い、これまでの働き方の常識が変わることになる。

◾️未来の選択肢

上記の要因による社会の変化は不可逆的なもの。
2023年の私たちの目の前には選択肢がある。

①漫然と迎える未来
②主体的に築く未来

私たちがどちらの未来を迎えるかは、今日の選択と行動にかかっている。

◾️3つのシフト

②主体的に築く未来 を迎えるためには、
私たちは、3つのシフトを実験しなければならない。

①ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
②孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
③大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ

①高い専門性の職能を学び続けること
時代に沿った価値のある専門性とは何か問い、選択する。
生命•科学•健康分野
再生エネルギー分野
コーチング•ケア分野

②心を許せる人との繋がりを大事にすること、創り出すこと。

③今の会社との親子のような契約(古い約束)は、産業革命以後構築された常識である。
古い約束は、労働=給料→消費=幸せ
つまり、大量消費が幸せという価値観。

新しい価値観では、経験を重要視するようになる。

◾️まとめ

本書では、『あなたは5つの要因により急速に変化する社会をどのように捉えて、適応しますか』と読者に問いかけている。
読者は、それぞれの選択肢を検討して行動で堪えることになる。
よく考えて行動した人のみが、主体的に築く未来を実現する事ができる。

未来の変化の波と自分の好きなことの波がリンクする領域を見つけて、そこで専門性を得るために情熱を注ぐ。

今の常識と言われていることは、時代の流れの中のある一つの価値観でしかないことは忘れないようにしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?