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有料記事のサブスク販売

こちらの記事を読みました。

noteで1年間に数千万円の収益!『近代麻雀』が活路を見出した有料記事のサブスク販売とは note編集部 24/1/30

近代麻雀がnoteで有料マガジンを出し、それにより紙の雑誌の赤字分を補填することが可能になった、という記事。サブスクがうまくいっていなかったら潰れてたかもしれないというお話です。

サブスクリプションがうまくいくかどうかというところには、とても興味があるんですけれども、その好例です。いい話だ。

うまくいくかどうかで、よくない例だなあと思うのはニュースですかね。最近、ネットでニュースを読んでいると、いろいろなところで有料記事に当たります。ニュースの見出しを見てそちらに飛ぶと、有料会員向けだったので引き返すということが多い。

そこで「会員になるのではなく引き返す」というところがポイント。お金を払う価値があるかなという判断が入るのです。

正直言うとですね、ニュースにお金を払う価値はあるのかという点は、けっこう疑問に思っています。例えば現在、能登半島地震のニュースが多く流れていますけれど。

そこで東日本大震災でも起きた、「ゴールを決め、型にはめて記事を作る手法」が批判されています。自民党政権や自衛隊は批判されなければならないのだから、初動は遅れていたに決まっている、というようなパターンですね。デマが普通に混じってて、現地の人から「自分の政治志向に災害を利用するな」と批判が上がっていたりします。

ぶっちゃけ、こんな記事を読むと馬鹿になるんじゃないか、とさえ思っているのです。そんなの載せてるところに金は払いたくない。

それに対して、実際にお金を払って読んでいるのは、例えばサッカーです。サッカージャーナリストの人が有料記事を出している場合、その人が信頼できれば、興味のあるジャンルなのでお金を払う。そういうことが僕自身には起きています。

ただ、今年のレイソルが練習試合をひたすら非公開にしているので、お金を払う気満々なのに情報が流れてきていないんですけれども。大丈夫なのかなあ、今年。はらはらします。

この記事の例は麻雀で、僕自身はあまり嗜まないのですが、好きな人にとってみたら、僕のサッカーと同じ位置づけなのかなと。そう考えると、個人におけるその情報の貴重さと信頼感、そういうものが重要なのかなと思います。

麻雀という趣味のものの情報やコンテンツにお金を払ってもいいという人がちゃんといて、そして長く積み重ねてきたプラスのブランドイメージがある。そういうところで有料記事が成功している。それに色々な記事の組み合わせを試してみたりとか、創意工夫がなされているところも好感度が高いです。

内容の一部を切り出したマガジンの値付けのところで、どうしてその値段になったのか、詳細に興味があります。「実験の結果」の一言で終わっちゃってるけど、そこが重要だよ!

さて、こちらの記事で話題になっているnoteの有料マガジン。僕も何度か試しました。ガンズnote版もやってましたね。

個人の創作だときついなと思うのが、上記の中でいう信頼感のハードルの高さです。

無料で読める作品が大量に出回っているので、その中でお金を払ってもいいなと感じさせる信頼感のラインがとても高い。名の通った人であれば、ファンの人がついているので有料コンテンツにお金を払おうという人が出てくると思うのですが、そこまで行くのがとても大変。

この辺の課題は何とかクリアしたいですねえ。

(ブログ『かってに応援団』24/2/10より転載)

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