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「べき」「たい」「できる」をどれも手放さない

「やりたい」のために「やるべき」を手放してはならない。それらは両輪だからだ。人の進む生は、この2つが回ることで成り立つ。そして「できる」という御者によって操縦され、道を行く。それがいわば人生であり、人道であり、生きる方法である。
 だから、やりたいことに集中したいからと、やるべきことを捨てるのはおすすめできない。また、やるべきことばかりにかまけて、今、できることを無視してはならない。もちろん、できることに任せて、やりたいことを押し殺すのは不幸である。
 2つの車輪と1つの御者。その構成が大事なのだ。どれかを欠くことは、道を進めなくなることを意味する。特に、どれかに自分の持つエネルギーを集中させるために、他をないがしろにしてしまうことは本末転倒である。

 やるべき、やりたい、できる。それらは、1つを見ればいいというものではなく、必ず他が連関し、影響を受け、人生を構成するものだ。差はない。状況に応じた選択があるだけで、優劣はつけられない。どれも、実行するしないにかかわらず重要であり、遠ざけることはかなわず、また、してはならないものと言える。

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