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やっぱり寒いんですか?

スウェーデンと聞いて、何を思い浮かべますか?

と日本で質問すると、IKEAとか、ムーミン(これはフィンランド)、福祉、高い税金、などと並んで、寒い、白夜などの答えが返ってきます。


今回はスウェーデンの気候はどんな感じなのか、について少し書いてみたいと思います。首都のストックホルムを例にします。ちなみに、スウェーデンは南北に1500キロくらいあり、ストックホルムは真ん中あたりです。ちなみに、日本は南北3000キロくらい。


まずは、気温。夏は20度超える程度、25度を超えることはあまりありません。湿度も低いのでとても過ごしやすいです。一方、冬は平均すると零度を下回る程度。とはいえ、だいたい零下10度から15度くらいにはなります。緯度の割には寒くないかもしれません。海流や気流によるのでしょう。


よく言われることですが、だいたい住居はセントラルヒーティングで暖めているので室内は一年中、20度程度に保たれいるために室内でにいる限り、あまり寒さを感じません。


こちらに来て一番影響を受けるのが、日照時間ですね。日本だと夏の長い時と冬の短いときの違いがだいたい5時間程度の差ですが、こちらは10時間くらい違います。この差をうまく受け入れてリズムを作らないと、冬の暗い日にウツになりがちです。


よくスウェーデン人が言うのが、冬の雪が恋しいということ。それは、日照時間が短く暗くても雪があると雪による光の反射で明るくなるからです。これは、確かに実感します。


そして、太陽の光をとても大事にすること。冬場にヒーターを付けてでも外で食事をする姿を見て、そこまでするか、と思っていましたが、今はよくわかります。この前も寒くても外でフィーカ、お茶を楽しみました。


移住する前は、出張などで一週間とか二週間というスパンでしか滞在してなかったので、今はそのとき見えなかったこと、感じ取れなかったことがよくわかります。


こちらの人は、夏に一ヶ月ほどの休みを取りますが、それは一年で一番太陽を浴びられる時期にエネルギーを蓄える意味もあるんですよね。


次回は、スウェーデンにおける休暇、について書いてみたいと思います。

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