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日本人であること

海外で生活していて、日本人であることを認識するのはどういうときだろうか。

例えば、私は街中でアジア人、黄色人種を見たとき、どこの人かをすぐ考えてしまう。この人は日本人ではないかな?確定できたと言って声をかけるわけではないが。


普段の仕事は英語なので、特に職場ではあまり日本人であることを意識することはない。でも、日本のもの、東アジアのものを目にすると、日本人に戻り、反応してしまう。東アジアの文化を紹介していたり、日本のニュースを見たり。


一方、初めて会った人に自身が日本から来たと伝えると、その人にとっての日本に関するストーリーを教えてくれる。若い頃に旅行に行った、出張で行った、友達に日本人がいる、日本食レストランに行った、知ってる日本語を披露する、子供が柔道を教わってる、子供が留学してた、などなど。自分が思っていたより、遠い日本が身近にあって驚く。


数年前に驚いたのは、たまたまテーブルで目の前に座った人と挨拶して、いつものマイ日本ストーリーを聞いていたら、義理の父が宣教師か何かで何十年も日本に住んでいて家族で彼も親日家らしく、妙に盛り上がった。


海外の人が日本と仕事をしていてよくある流れが、日本は苗字で呼び合うから、とわざわざ○○さん、とローマ字の苗字にsanをつけて呼んでくれること。

日本でも、最近は欧米式にしないで、苗字、名前を通すべき、という話を聞く。でも、知らない人は混乱する。私は面倒だから名前で呼んでくれ、と言ってある。


そんなある日、あるメーカーの営業担当者、たぶんスウェーデン人、に初めてメールを送ったところ。。。

何と、さん付けで返してきた!

初対面だったが、相手もわざわざサン付けで返してきた、ということは突っ込んで欲しいのだろうと思って、何で日本人だとわかったのか?と問うた。

すると、以前関西外語大学に留学していたので、日本人の名前は見ただけで認識できる、とのこと。我々が韓国や中国の人の名前をある程度わかるのと同じ感じだろうか。

たまたま前日にストックホルムの焼肉屋で焼肉と梅酒を嗜んだらしく、メールベースだが、日本の話題で盛り上がった。

さすが営業だな、と思いました(^^)


また、マイ日本ストーリーネタが増えました(笑)

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