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【男性保育士①】リョウ先生が男性保育士の生態を語ります。

 noteにて#男性保育士で、以前よりも上位に表示されるようになりました。自己紹介やプロフ写真にも掲載しています通り、嘘偽りない男性保育士でございます。笑
 昨年末に3年目となりました大学1年生に向けた講義では、これまでの自身の経験を踏まえて色々な話を学生の皆さんに向けて伝えましたが、事前にある用紙を頂いておりました。それが『男性保育者の先生方への質問』という学生からの質問をまとめたものでした。今回の講義では私と同期の男性児童館職員も講義に呼ばれていたので、教授があえて聞いてくれたのだと思います。
 その資料をもらって感じたのは、

 “男性保育士に対して、こんなイメージを持っているんだなぁ“

ということでした。

ということで今回はその頂いた資料に答える形で、リョウ先生目線の男性保育士語りをしていきたいと思います。

男性保育士としての強みとやりがい

①力があることを活かす場面はあるか?

 私は身長173cm/74kgです。身体つきはがっしりしている方だと思います。力はある方に分類されるのかな?なので、重たい荷物を運ぶなどの仕事はよく頼まれましたし、高いところでの作業を任されることもありました。3歳児くらいであれば、2人同時に抱っこすることもやりますね。(←腰を痛めるからやめろって言われたことがあります。笑)
 私としては、たまたま力があることを活かしやすい体型だったので、頼まれることもあるし、逆に積極的に手伝うようにしていたけれど、私より身長が大きい先生もいるし、私1人ではどうにもならない大荷物は結局みんなで運んだので、男性としての“力強さ“が明確に保育で活かされたかどうかは分かりません。抱っこも1人やると、みんなにやることになる場合もありますしね…。
 けれど1つ覚えているのは、私が中学生で職場体験に保育園に行った時、14人くらいを1人ずつおんぶして走り回ったこと。しんどいけど張り切っちゃう姿に自分が凝縮されているような気がしますね。

②男性保育者だからこそ可能な支援はあるか?

 生物学上の“男性“として、私が子どもたちに無意識に発信しているメッセージはあると思っています。
 まず、“男性“であること。そこに男の人がいるだけで、それは強力な影響だと考えています。保育園の中を社会の縮図だと考えると、女性だけしかいないというのは不自然です。“女性がいるなら男性もいる、これがあなたたちが生きている世界だよ“というメッセージを、存在だけで伝えられると思います。
 また私はファッションとして髭を生やしていますが、これも男性保育者ならではかな?と思っています。男の人は髭が生える、という子どもたちの学びになります。先ほどの力強さで言えば、頭を撫でるときに力強くクシャクシャっとすることや、声なども無意識な男性らしさのメッセージになっている場合はあると思います。

 これらを女性保育者が担うことは難しい場合もあると思うので、男性保育者ならではと言っていいと思います。

 あとは父親代わりの存在と見なされることもあるし、年長さんくらいになると、立っておしっこする際のズボンの下げ方とかも教えます。できればお尻を出さないように…みたいな。さらに突っ込んで話せば、ボールや鉄棒で遊んでいる時に、ちんちんぶつけた時の痛みを共有できる存在になることもあるかな。

あと、レディに手を挙げるんじゃねぇってことも伝えてます。笑

面白かったのは男性保育者がいるだけで防犯対策になっていたと聞かされたこともありましたね。

まとめ

 生物としての“男性“であったり、力強さを活かす場面はありますが、そこが強みになっていると積極的に感じたことはありません。それはあくまで二の次であって、自分自身=個が性別よりもまず大事だと思っています。実際に現場で働いている者からすると、私自らがジェンダーバイアスを持って働いている感覚はありません。

 リョウ先生、として働いています。

つづく。

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