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連載 第5回!サラリーマンがゼロからの革靴作り! 〜靴教室編〜


こんばんは!河野 ゆーたです!

台風を乗り越え、無事福岡に帰ってこれました。良かった。

いよいよ本連載も第5回を迎えることができました!いつも読んで頂いている皆さんのおかげです!本当にありがとうございます!

最近、Twitterを見ていただいている方はご存知かと思いますが、"靴作りプロジェクト"でボランチを務めることになりました。


"理想と現実、攻守のつなぎ目、ボランチ河野"


アイドルみたいな自己紹介キャッチコピーまでできましたwサッカー詳しくない方はググってみてください、よく言うと長谷部や柴崎のポジションですw

現在、8月中頃にこのプロジェクトサイトをオープンする予定で、自分も靴の"木型"に関するコンテンツ作成を行ってます。自分のnoteでも告知させて頂くので、もし良かったらチェックお願いします!



さて、前回はアッパーを木型にそって釣り込む作業が終わり、靴の全体像が見えてきましたが、今回は実際に歩く時に地面と接する本底の圧着をしていきます。

ここからは徐々に仕上げに向かっていく工程が続くため、大きな見た目が変わる派手さはありません。ただ重要な工程であることには変わりませんので、ぜひご確認ください!

これが、


こんな感じになるまでです!


※過去連載はこちら


・プロローグ 〜靴作りを始めたきっかけ〜
・第1回〜採寸、革裁断〜
・第2回〜甲革(アッパー)縫製①〜
・第3回〜甲革(アッパー)縫製②〜
・第4回〜吊り込み〜
・第5回〜底面圧着〜 ◀︎今回の記事
第6回〜踵の積上げ・仕上げ〜
エピローグ



いよいよ終わりが近づいてきましたねー!
ではでは、早速本文に入っていきましょう。

** 今回の目次>

①シャンク・ウェルト付け
②中底・本底間の隙間埋め
③本底圧着



第5回〜①シャンク・ウェルト付け〜


それでは、本底を貼るための準備を進めていきましょう。大きく2つ、"シャンク"と"ウェルト"をつけていきます。


まずはシャンクから。土踏まずのアーチを支えて、靴の歪みを防ぐ役割があります。取り付ける位置を下書きして、貼っていきます。貼った状態はこんな感じ。


今回は金属製のものを使います。少し安価なプラスチック製のものもありますし、入っていない靴もあったりします。


そして、次はウェルトを貼っていきます。


今回は"セメント製法"なので、底をつける時に縫う作業は一切しません。このウェルトもフェイクでステッチがついていますが、この状態で材料として販売されています。簡易的に省略したい時は便利ですね!


余談ですが、底側に出ている釣り込まれたアッパー部分は、この後の接着のためにヤスリで表面を荒らしておきます。接着する時は大体"表面を荒らす"という工程がありますので、ぜひ覚えておいてください!

本題に戻って、上からの見た目はこんな感じです。だいぶ靴っぽくなってきたんじゃないでしょうか。本底を貼る前まであとちょっとです!



※今回は省略しましたが、ハンドソーンの場合は、前回の釣り込み記事で参考に載せた中底の穴を利用して、ウェルトを縫いつけます。この工程を"すくい縫い"といいます。




第5回〜②中底・本底間の隙間埋め〜


シャンクとウェルトをつけたことで、底側の凹凸がある状態になってしまっているので、ここを平らにするために詰め物をしていきます。


ここも色んな素材が使われるのですが、今回はコルクを入れます。よく履くごとに足に合わせて沈み込む、と言われる部分がこれですね。


コルクをボンドと練って作る方法もありますが、今回は簡易版ですね。他には端革を詰めたりすることもあるようです。貼ったままだと平らじゃないので、ここもヤスリで削ってならします。


ぽくなってきましたねー!
いよいよ今回最後の工程へ進みましょう!




第5回〜③本底圧着〜


色々と準備を進めてきましたが、今回のメイン、本底の圧着をします。本底は大きめに切って、表面を荒げ、接着剤をつけておきます。


そしてつま先側から、靴を本底に押し付けていくように貼りつけます。土踏まずあたりなどカーブしている部分は念入りに、ひっくり返してハンマーで叩いたりします。


今回は教室に圧着機があったので、さらに強い力で貼り付けられました。機械を使わずとも強めのクリップで止めたり、ハンマーなどで叩いたりすることで代用もできます。


※セメントの場合はウェルト側から力をかけると剥がれてしまう可能性もあるのでご注意ください。すくい縫いをしてある場合はウェルト側からも力をかけて靴に対して垂直に付くように調整しましょう。

まだ本底がウェルト幅よりだいぶはみ出しているので、包丁で切って揃えましょう。ここがコバの仕上がりに影響してきますので、勢いよく切りすぎないように進めます。

最終的にはこんな感じですね。
だいぶ靴っぽくなってきましたよー!


今回はここで終わり!
やっと底が付きましたー!!!



次回予告


皆さん、いかがでしたでしょうか?

完成品に足りない部分は、残すところ"かかと部分のみ"となりました!ここからはヤスリとガラス、調整をして綺麗に仕上げていくための作業になってきます。工程は少ないですが、案外大変で労力の要る作業です。

そして、かかと部分は修理にも活かせる内容なので、ぜひ次回もお楽しみに!

記載した内容について、「ここ間違ってないか?」「こんな方法もあるよ!」「誤字脱字発見!」的なコメントも大歓迎です!全力でご対応します!

次回、連載第6回も、ぜひ読んでやってください!引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いします!

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いつもスキやサポートをありがとうございます! 頂いたサポートで皆さんの靴トークを聞きに行きたいです!どんな靴が履いてみたいか、履く以外にもこんな楽しみ方があるよ、などなどぜひ色々教えてください!

ありがとうございます!ハイスタンダード、是非聴いてみてください!
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かわの ゆーた

1950年代大衆靴のデザイン"U-wing"を愛し、vintage靴収集から始まり自ら製作へ!革靴を通じて、日常で使うモノづくりをしている様々な方たちとのご縁を拡大中!(昼)EC決済営業(夜)靴づくり/足利出身/

革靴職人への道!

大好きな革靴、磨くだけじゃなく自分で作る道へ!その過程を是非気長に見守っていただけると嬉しいです!
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