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新入社員は「驚き」を先輩社員とシェアすることで会社というコミュニティに受け入れられていく

カヤック柴田(@4bata)です。4月といえば新入社員。最近知ったことをシェアします。社外人事としてよく相談している神谷さんから教えてもらった内容です。神谷さんは、エスノグラフィーという方法でいろんなことをやっている人です。

エスノグラフィーとは、文化人類学や社会学にて用いられる研究アプローチです。研究対象となるフィールドに参加するなかで、そこで生活する人々が共有している意味や文化・価値体系・行動様式などを多面的に探究しようとするプロセス(およびその成果物であるドキュメント)を意味します。[引用元:神谷さんのサイト]

研究者が自分の驚きをシェアすることで、文化の異なるコミュニティに受け入れられていく

研究者が、自分の文化圏とは異なる集落なのか、コミュニティなのか、未開の地とか、そういうところに案内してもらったとき、自分が驚いたことをシェアしていくそうです。そのコミュニティの中にいるひとにとっては当たり前のことでも、文化圏外から来た人にとって新鮮なこと。それが「驚き」としてコミュニティ内部でシェアされる。「驚き」としてシェアされると、内部の人は驚いた人に対して「これはこういう意味なんですよ」と説明する。「これを驚かれるとは思わなかった。普通のことじゃないの?」というような反応をする。このやりとりで研究者がコミュニティに馴染んでいくプロセスは、容易に想像できます。

新入社員が驚きをシェアして、先輩社員が説明する。これはそのまま、入社の立ち上がり支援として使えそう

新入社員にそのまま応用できそうです。新入社員から「驚き」をシェアしてもらう。他の社員が答える。会社になじんでいくプロセスとしても自然です。新入社員がすこし会社に馴染んだとき、雑談がてら「入社してみて驚いたことって何かある?」と聞いてみましょう。自分たちにとっても発見があるはずです。カヤック社員の皆さんも、ぜひやってみてください。

おまけ:今年もカヤックは入社式で退職届を読み上げます。

以下は去年書いたブログです。


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