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SPOT TEACHER主催:キャリア教育授業リフレクション〜子どもたちとの出会いから未来に種を蒔く〜#1

UXリサーチャーとしてキャリア教育授業に参加する機会があった。キャリア教育授業は、先生をサポートする活動家、SPOT TEACHER代表の松下さんが主催する活動で、子どもたちが様々な職業に触れ、将来の可能性を広げるためのものだ。さまざまな異なる職種の方々と交流し、生き方や仕事にかける情熱に触れ、将来について考える一助となることを目的としている。

当日は様々な職業の方が「職業の魅力」「やりがい」「仕事において大切にしていること」などについて生徒たちと対話した。UXリサーチャーという言葉だけでは理解しにくい仕事について、やりがいや具体的なエピソードや事例を交えて伝えることで、生徒たちの理解度が格段に上がったように感じた。私の席に回ってきた生徒たちは、聞きなれない"UXリサーチャー"という言葉に非常に興味津々で、私の仕事について熱心に質問してきた。「仕事が一番面白いと思うときはどんな時か」「なぜそこまでやるのか」などの質問を受け、改めて自分自身でも内省をすることができ、非常に意義深い経験となった。

自分の地元の教育機関と連携し、将来の可能性について考える機会を得たことで、今回のキャリア教育が民間や行政など、さまざまな職種の方と交流するのが当たり前になる未来の種蒔きになることを期待している。私自身、春から小学校に通う息子を持つ親でもある。息子の将来に学校でも習い事でも家庭でもない、今回のキャリア教育授業のような、さまざまな業種業界の人々との出会いがあることを想像した。例え、出会った人の職種につかなくてもその出会いが1度きりでも、話を聞くことに価値があるのではないか。そこから刺激を受け、ひらめきや着想を得たら面白いことが生まれるかもしれない。未知の可能性が広がるこの冒険の始まりのようなこの出会いを大切にして生きてほしい。

主催者であるSPOT TEACHER代表の松下さんの「この場の良さを今後に繋げていきたい」という言葉から、地域全体でキャリア教育の重要性を共有しようとする姿勢を感じた。このプログラムには地域の民間企業や行政の協力が不可欠だ。今回は夢授業を実施しているキャリア教育研究会に松下さんが許可を得て、福岡市の小学校向けにアレンジし、実施の運びとなった。彼女の積極的なリーダーシップと地域への貢献姿勢が、キャリア教育の未来への扉を開く鍵となることを願う。

最後に、UXリサーチャーという、言葉だけでは想像し難い仕事も、直接本人から仕事の内容ややりがいについて対話し、窺い知ることができる今回のような機会に非常に価値があると感じた。将来の選択肢を広げ、子どもたちが夢や目標を追い求める一助となれば、これ以上嬉しいことはないだろう。今後も積極的にキャリア教育に参加し、子どもたちとの交流を通じて未来への可能性を広げていきたい。

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