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煌夜

2011年、東日本大震災が起こった日。その日の天気も、空のことも、私は何一つ覚えていませんでした。空に思いを馳せるなんて、もちろんできなかった。10年の時を経て、友人があの日は星が綺麗だったと教えてくれました。星が瞬いていたことで、少しでも救いを感じた人がいたのかもしれない、そう思うと胸がぎゅ…っとなりました。

変わり果てた福島の地元を見た時のこと、その時、シャッターを一枚も切れなかったこと、それでも残さなきゃ、と思って、のちに写真を始めたこと、写真は愛だと信じたこと。それらをいつかちゃんと残さないといけないんだろうなって思います。すべて忘れてしまうから。

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