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ルールはシンプルに

『SIMPLE RULES』を読みました。

要約すると、「シンプルなルールは最強」。

ルールはできるだけシンプルなほうがうまくいく。

ルールの数が少なく、具体的で柔軟性があるほど、覚えやすく、迅速で正確に判断できる。

逆にいえば、あいまいで複雑で、ガチガチに縛りがあるものはダメということ。

時間をかけて判断したから精度が向上するということは、ない。枝葉末節が気になって誤った判断をするリスクがある。

大事なことに集中するために、たとえばダイエットを続けるために、「夕食は直径25cmの皿におさめよう」といった具体的で、柔軟で(範囲内なら何を食べても可)、覚えやすいルールが役立つ。

ルールの種類

最も単純なルールは、イエスかノーかの二者択一で判断できるもの。そのほかにもルールには以下のようなものがある。

・医療現場でのトリアージなど、優先順位を決める
・FXやギャンブルで「〇円負けたらやめる」損切りのように、やめるポイントを決める
・3.11で有名になった「津波てんでんこ」(津波が来たらとにかく自分で高台へ逃げろ、家族も持ち物も気にするな)など、「How」を決める
・毎朝同じ時間に起きるなど、「When」を決める

ルールの作り方

【利益の針をはっきりさせる】
ビジネスなら、コストと価値の差額。誰に何をどのように売るか、から決めていく。
生活においては、生きがいと課題(お金、健康など)の差額。

【ボトルネックを発見する】
目標に対する障害はなにか。その中の1つに焦点を当てることが重要。
ビジネスなら、誰に何をどのように、のどこか1点に絞る。
生活だったら、良くないのにやってしまうことなど。

【ルールを練る】
自分の経験や価値観から決める、他者のルールから拝借する、チームのルールなら数人で話し合うなどして決める。

【ルールを変える】
すぐに良いルールができるわけではなく、運用しながらダメだったら変えていく柔軟さが必要。


なんていうか、シンプルなルールがどう、というよりは、目標だったり、何が一番重要かを考えることが全ての始まりだと思いました。

で、大事なところにルールを作っていく。

本の中で、スティーブ・ジョブズが「シンプル・イズ・ベスト」を揺るぎないルールにしていた、ということが紹介がされていました。

そういう人生哲学みたいなものを持ちたい。



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