見出し画像

「ザ・スーパーマリオブラザース・ムービー」を見た(ネタバレあり)


はじめに

言わずと知れた、ニンテンドーの人気ゲームの映画です。
単に、アニメ化したというわけではなく、ニンテンドーがあのミニオンなどで有名な、イルミネーションとタッグを組んで制作した、かなり気合の入った映画です。
はじめにお話ししておきますと、個人的にはマリオブラザースのゲームはもとんどやったことがありません。なので、原作のゲームとどこまで合致しているかはわかりませんのでその辺りはご承知おきください。

アニメーションのクオリティがめちゃくちゃ高い

とにかく驚いたのは、劇中に登場するマリオ、ルイージ、カメはゲームに出てくるキャラクターのイメージ通りで、まるで生きているみたいにスムーズに動いていたことです。
素人ながら、これはかなり二つの点で難しいと思っています。
一つ目は、ゲームでは基本的にキャラクターは2次元、今回のアニメーションでは3次元なので、見た角度によってはイメージが異なって見えてしまいます。
二つ目は、イルミネーションのアニメ化技術の高さです。これまでのように、オリジナルキャラクターで映画を作るのとは異なり、視聴者側にキャラクターの「正解」イメージがある(特にかなり期待度の高い)ので、ちょっとでも違うと没入感に大きく影響してしまいます。
にもかかわらず、本映画ではこれらをクリアして、各キャラクターの表情が自然で、全く違和感なく感情移入ができました。

色々なゲームの要素

この映画では、ゲームのスーパーマリオブラザースだけでなく、他のニンテンドーのゲームが各所に取り入れられていました。
自分が確認できた限りでは、スマッシュブラザーズ(ドンキーコングと戦う場面)、マリオカート(キノコ王国へ向かう場面)が表現のがれていて、この映画が幅広い視聴者を意識して作られていることが感じられました。
もしかしたら、この辺りはニンテンドー側の意向もあったのかも知れません。

イメージと違ったピーチ姫

ピーチ姫はどこかしら大人びた雰囲気がしていて、それはそれで良いのだけど、個人的にはもう少し可愛いイメージの方が好きだ。
これについても、大人の女性を感じさせる声だったので、もともとそういうキャラクターなのだろう。
ピーチ姫は、とてもサバサバしていて、常に自分が前面に出て陣頭指揮を取るという頼もしいお姫様として描かれていてとても好印象だった。

ところどころ挿入されている音楽も良い!

また、ところどころに挿入されていた楽曲も、各シーンにあっていたとともに、子供さんと一緒に見に行っていたお父さんお母さんも結構胸熱になりそうな選曲だったのではないでしょうか。


万人向けの構成

自分はマリオブラザースのゲームをほとんどやったことがないので、マリオ、ルイージ、ピーチ姫くらいしか知らないのですが、この映画はその程度の知識しかなくても全く問題無く楽しめます。
おそらく、ゲームをやったことがある人が見ればもっと楽しめる要素が各所にあるんだと思いますが、知らなくても問題ありません。
この辺りは、ストーリーが非常に上手く構成されていると感じました。

ゲームのようなスピーディな展開

また、ストーリー展開のリズムが軽快で、常時キャラクターが動いていて、ゲームの中のスピード感を上手く反映しているように感じました。
とはいえ、ものすごく展開が早くてついて行けないというわけでもなく、絶妙なバランスで展開が設定されているように感じました。

それではまた次回!

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?