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#13 来年度のシラバスを作成中なんですが…(stand.fm配信用原稿)

(これは、stand.fmに開設した「kazの研究室ラジオ」の配信用原稿です。音声配信については、以下のstand.fmの僕のページから聴いていただけます)

01 あいさつ・番組紹介

(この番組は、とある地方の私立大学で教員をやっている僕、kazが大学教員や研究者としての視点から、日々の生活や、いつも考えていること、たまに学問的な関心や学術的なことなどをマイペースに発信していく番組です)

02 本編:来年度のシラバスを作成中なんですが…

・授業や成績評価、入試業務なども一段落ついて、そろそろ4月以降の新年度に向けた準備を始めています。

・そんななかで、来年度の授業のシラバス作成にとりかかっています。

・ですが、ここでひとつ、大きな問題が…

・それは、まだ来年度の授業がどのような形で実施されるか、大学全体の方針が決まっていないということです。

・新型コロナウイルスの感染拡大状況がどのように推移していくかということによって、来年度の授業の実施方法を考えなくてはいけません。

・具体的には、授業を対面でおこなうか、オンラインでおこなうか、もしくはハイブリッドで実施するのかということが問題になります。

・この1年、僕の授業はオンラインで実施してきましたので、シラバスもオンラインでの実施を前提とした内容にしました。

・ですが、文部科学省のここ最近の方針としては、基本的に対面方式の実施を前提とするような形になってきています。

・ですので、新学期の授業は対面形式に戻る可能性が高いのですが、4月の段階で日本の感染拡大状況がどのようになっているのかが、まだわかりません。

・今の時点で「対面実施が基本」と決まっていても、3月あたりの感染拡大状況を踏まえて変更、という可能性もないわけではありません。

・なので、シラバスをいったいどう書いたらいいのかと、ここ数日、頭を悩ませていました。

・でもまあ、とりあえず、僕の授業の場合はほとんどが講義形式なので、変更の可能性があるのは、「授業の実施方法」と「成績評価の方法」のみです。

・ですので、さしあたって「対面の場合」と「オンラインの場合」の両方の方法を記載しておいて、「新型コロナウイルスの感染拡大状況によって変更しますので、連絡を見逃さないように」という一文をいれておくことにしました。

・これまでは特に、シラバスを書くことで悩むなんていうことはなかったんですけれど、こういう状況のなかでは仕方ないですね。

・僕は講義形式の授業が多いのでそれほど悩まなくても良かったのかもしれませんが、ゼミや学校外での活動が多い授業などでは大変かもしれません。

・それに、せっかく普及した「オンライン授業」が、感染拡大がおさまったら無かったことになる、というのも残念な気がします。

・この1年、オンラインで授業をやった実感としては、オンラインが対面に劣るということは全然なくて、同じ程度か、もしくは対面以上に教育効果が感じられたところもあったように思います。

・自分の授業の範囲内に限ってですが、学生さんの反応も上々だったように感じます。

・新型コロナウイルスの感染拡大が収まってからも、大学の授業のオンライン化は引き続き進んでくれたらいいのになと思います。