【図解あり】目指せ!最低年収1,000万、年収交渉を成功させる3つの手法

皆さん、転職時における年収交渉ってどうされていますか?

年収交渉の後悔話でよく聞くのが以下です。

・厚かましいと思い、高い年収を提示出来なかった。。(本音とは異なる)

・「いくらを希望しますか?」と聞かれ控えめに言ってしまった。。

・強気に出たら嫌な顔をされ最終面接で落ちた。。など

以下の記事にも記載していますが転職理由は人それぞれです。そして多くの人達の転職理由の1つに年収アップというものも含まれていると思います。

それなのに転職後、交渉した年収に満足していると答える人が少ないのはなぜでしょう。おそらく以下のようなことを考えているのではないですか?

・「最終面接で落とされたらどうしよう」

・「貰った分だけパフォーマンスを発揮出来なければどうしよう」など

様々な理由で遠慮に近いことをしているのだと思います。

ただよく考えてみて下さい。

入社をしてしまってからでは年収を60万円(月換算で5万円)上げることですら、そう簡単ではないですよね?

MBOやコンピテンシーなどの評価を経て全社の財務状況を鑑みながら少しずつ上がっていく。IPO前の会社にでも転職しストックオプションでも貰わなければ、気が遠くなる昇給スピードです。

だからこそです。

後悔しないためにも年収交渉の場では自分が欲しい年収とそれを貰えるための裏付けを明確にし、確実に希望年収を獲得しなければなりません。

今回は転職時に年収交渉を上手く進め、自身の欲しい年収を手に入れるために実際に僕自身が行ってきた3つの手法を公開します。


【①希望年収を支払わなければならない状況を創る】

皆さんは「ウルフ・オブ・ウォールストリート」という映画を知っていますか?この映画の中でレオナルド・ディカプリオがペンを売るシーンがあります。もしご存知でない人は以下のまとめをご覧下さい。

交渉というのはお互いの良い落とし所を見つけることだとも言われています、それも大切なことだとは思います。しかし僕の場合は自分の思うようにコトを進めたい時、交渉というよりも段階的に相手の選択肢を消していくということをいつも意識しています。

では僕が今まで実際に行ってきた手順を説明させて頂きます。

順序①. まず相手が組織において困っていること、すぐに解決したいと思っていることを事前の面接時でのヒアリングなどで把握する

順序②. 組織が抱えている課題を緊急度と重要度の四象限に当てはめる

順序③. 第一象限と第二象限に着目し、自身のスキルや経験値でこれらの課題の中から解決出来そう(一部でも可)な部分をピックアップ

順序④. 交渉相手に課題を改めて認識させ、(自分のこういう部分で)貴社の課題を(どのように)解決するかを明確に伝える

※②の「緊急度と重要度の四象限」については以下のような感じです。

この手順①~手順④までの方法でほぼ間違いなく年収交渉は上手くいくはずです。僕の場合、多くはこの方法で確実に年収交渉を成功させてきました。

自分が逆の立場だったら自分の困っていることを解決してくれる人やサービスに助けを求めますよね?それと同じです。

相手が今すぐ、あるいは近い将来解決したい課題を明確化し、そのソリューションには自分しかいないということを具現性をもって伝えるということだけで良いです。例えば、あなたが人事部での経験があるとして会社側での課題が離職率だった場合、離職率を低下させるためにはあなたの力を使うしかないという状況を自らで創り出すのです。あなたの力というのは、あなたの実績だったり考え方だったり様々な角度があるので一度考えてみて下さい。

【②入社後の成果コミットをする】

もう一つ重要なのは成果コミット力です。

多くの面接では「入社したら〇〇に貢献したいです」というセリフがよくあります。これもこれで悪いことではないですが、もし自分が面接官なら「貢献したい」という人よりも具体性を持って「転職1年後に業績を〇〇%上げて中途新人賞を取ります」と言ってくれる人の方を採用します。

そして入社後には宣言通りこのコミットを必ず達成し、転職後の大幅な昇給可能性もしっかり今から準備しておきます。

【③エージェントマージンを上手く使う】

これは最終手段です。

僕は以下の記事で「転職で成功したければ、出来ればエージェントを通さないほうが良い」と伝えました。

これには理由があり、採用する企業はエージェント経由で採用が決まった場合、エージェントに対して採用した人の年収の大体30%前後の成果報酬を支払います

500万円の人材が採用できれば150万円をエージェントに支払っていることになります。高いですね。。

基本的に会社の採用予算には皆さんの年収に加えてこの支払いマージンも見込まれていることが多いです。

従って、会社側はエージェント経由ではない直接応募で採用が決まった方がラッキーなんです。なぜなら支払う予定だった予算が浮くためです。

僕は自身の年収をさらに引き上げるために、この浮いた分も取りにいきます。これは相手にとって、あまり気持ちが良くない方法でもあるので信頼構築が出来ていたとしても、相手方への伝え方には十分注意して下さい。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

上記でもお話しましたが年収は交渉しなければ損です。同じ時期に転職した同期でも実際は「交渉した人」と「交渉していない人」では大きく年収に乖離があります。

公開しないためにも、ぜひ上記の3つの手法を活用し年収交渉を成功させて下さい。

専用にTwitterも開設したので良ければご意見や感想をお聞かせ頂けると嬉しいです。


未来は想像以上に明るい。


大手企業、ベンチャー役員、事業部長、漁師などを経て、現在7社目の少し変わった経歴を持つ33歳のジョブホッパーです。 実体験から学んだことだけをもとに発信しています。