見出し画像

【私の仕事】 忘備録(7)「量」で考える中国人と「筋」で考える日本人

【私の仕事】 忘備録(6)中国とお別れ からのつづきです。


◆この記事の内容:

中国人と日本人の考え方の違いについて個人的に感じることを書いています。


ママさんとは、しばらくのお別れとなってしまったので、日本人と中国人の物事の考え方の違いについて、自分のサラリーマン時代も含めて長年中国人と直接仕事をしてきた経験を通して書いてみます。

僕の個人的な感想です。

画像14

日本人と中国人

画像8


日本人は、「筋」でものごとを考える人種だと思う。規則、ルール、道徳的規範を大事にし、そもそも「こうするべき」のように「べき論」を持っている。従って、目には見えないもの、心、気持ちが大切と考える。


中国人は、「量」でものごとを考える人種だと思う。目に見えるもの 形があるもの、現実が大切と考える。


日本人の良いところ

画像6

●行動が計画的で仕事を取り掛かる前に、充分準備をするのでスムーズに進み、失敗は少ない。

●ルール、相手の気持ちや心も大切と考えるので「和を以て貴しとなす」の精神でチームワークに優れる。

画像11


日本人の良くないところ


●決断に時間がかかる

●前例にとらわれ、変化しにくい

●心配性で取り越し苦労が多く、結果的に無駄も多い

●製品やサービスがオーバースペックになりやすい

ダウンロード (1)


中国人の良いところ

画像8

●決断が早い

●現実の変化に対して臨機応変な行動をするので結果的に効率的

●問題が発生したときに初めて対応するので、うまくいっている間は無駄な行動はない

「臨機応変な行動」:中国ではこれが仕事の出来る人。日本のようにまずルールを守る人が重要ではない。日本人の仕事の出来る人は、ルールを守った上で臨機応変な行動が出来る人が仕事の出来る人。

*中国人の臨機応変については、下記にもっと詳しく書いていますのでご参照ください👇


中国人の良くないところ


●規範性が低く、人によって言うことが違う

●継続性に乏しく、1つのことを根気けることが弱い

●物事の本質を追究する姿勢が弱い

画像13

人によって言うことが違う:ルールや規範ではなく「量」、つまり「現実」で物事を考えるため、人によって感じ方の程度が違う

失礼ながらざっくり書いてしまったが、基本的にはこのように思っていた。

ところが、僕は間違った固定観念を持っていたようです。当たり前だけど人それぞれである。10億の中国人すべてがこれではない。

今は、毎日中国人と接し、WeChatとLINEは連絡に24時間使っている。こちらが助けてもらうことも多い。楽しいこと、嬉しいこと、感動したことなど、もっと深いレベルで関わっている。

もちろん、さらに嫌なこと、トラブル、悲しい想い、裏切りなどもある。中国人に対して一言では表現できない自分の深い思いをこのnoteで書いていきます。

画像1


パニック症候群

さて、女神が無くなってから、僕はまたしばしば突然の空虚感に苛まれてきた。部屋の中で一人で仕事をしていたり、少し混んでいる電車に乗ると汗が出るようになった。夜中2時に目が覚めたときは最悪である。心臓が急にバクバクしてくる。しばらくすると直るのだが、これは30歳のときくらいから出てきた症状だ。

画像9

このころ、政府のODA案件が盛んで、その仕事の関係でナイロビ、ハラレ、ダルエスサラームに製品の営業マンとしてよく海外出張した。JICAの方とは今でも交流がある。

画像2


ダルエスサラーム(Dar es Salaam)**

タンザニアの都市、ダルエスにある大使館関係のビルのエレベーターに乗り込んだとき、電圧の関係で途中で停止することがあった。単に停止だけなら我慢するが、電気が切れているので真っ暗で、現地人も多く乗っていて混雑。

画像10

こんなこと言ってはダメだけど、現地の人の体臭はきつい。停止したのは、10分くらいだったが、僕には1時間以上に感じた。当然ながら、載っている現地人でパニックになってエレベーターの非常ベルを何回も押し続けている女性いた。

僕はその光景も見て余計に恐怖心が高まり、心臓がバクバクし座り込んでしまった。そのとき、ドアが開いた。ほっとしたが、それ以来、狭い空間がダメになり、それが増幅されて、狭いエコノミーでの飛行機での出張が辛くなってきた。

画像3
画像4


自分なりの対処法

どうもこの歳くらいから、どんどんひどくなってきているような気がする。こんなのは治らないから、諦めて、避けるしかない。何か別の行動をして気を紛らわすしかないのだ。

参考になれば幸甚だけど、パニック症候群のようになったときの僕の対処方法は、鏡で自分の顔をまじまじと見ることにしている。これで落ち着く。観察するようにまじまじと見る。ああ、こんな風に顔色が変わるんだとか、口びるが硬直するのか。。とか。

そして、こう考えるようにする。「そもそも一人芝居のようになんで俺は自分で自分のことを苦しめているのか、アホか俺は。」と。つまり、自分で自分を叱る。

そうすると、自分に腹が立ってくる。こうなると、もう気持ちが不安から腹立つことに変化しているので、心臓のバクバクは止まっている。また、意図的に腹を立てているので、通常の気持ちに戻るのも早い。

こんな風にしている。自分の唯一の方法だ。長年、この方法を使っている。但し1つ注意があります。お酒を飲んでいるとき、酔っているとき、飲んで夜中の目が覚めたとき、この方法はできません。これも僕個人の経験です。


画像5




【私の仕事】 忘備録(8)中国美人の「モモちゃん」へつづく。。。



*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。

◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。

よい子の皆さまは読まないでくださいね。




この記事が参加している募集

noteのつづけ方

noteの書き方