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【私の仕事】 忘備録(41)パワースポット【鴫野神社】(しぎのじんじゃ)「心願成就」「良縁祈願」「悪縁切り」

◆この記事の内容:

韓国アカスリ店を経営するスピリチュアルなママと神社へ参拝に行ったことを書いています。


不景気な中国系エステ

今年の5月は特に、コロナウイルス流行のために、中国系整体、中国系メンズエステ店のお客さんは急激に減った。

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大阪の日本橋、難波でエステを経営する中国人ママさんたちは、暇なので毎日、僕にライン電話をかけてくる。メッセージをラインしてくれいいんだけど、ママさんたちは日本語を打つのが面倒なので、必ずライン電話だ。

「今、暇だから、マッサージしてあげるよ。ちょっとやって欲しいことあるの。」

タダ(無料)ではなく「交換条件」だ。もちろん、タダではやって欲しくない。タダほど高いものはない。

「やって欲しいことがある」というのは、「新しいマッサージメニューを作って欲しい」、「ホームページの画像を変更したい」、「ホットペッパーに掲載する日本語文章を考えて欲しい」、「パソコンの調子が変だから直して欲しい」。。おそらく、このあたりだと思う。

僕は仕事でママさんたちとは「ホームページ・広告動画制作」をしているので、一応、仕事がらみの依頼だけど、その範囲を勝ってに広げられている。

「WIFIの調子がおかしい」「換気扇が回らない」「トイレの水が流れない」などもある。

こういうのは、店が入っているビルのオーナーか、賃貸契約をしている大家か不動産屋の仕事。

でも、ママさんたちは「オーナー」と「大家」のい違いがよく分からない。発音が同じに聞こえるらしい。それを電話で説明するのに時間がかかる。それだったら、店に行って状況を確認して、僕がママさんの代わりに大家やビルのオーナーに電話してあげる。

それについては、ママさんたちから非常に感謝される。そういうとき、ママさんたちは僕に少しのお金を渡そうとする。そんなお金は受け取らない。

その代わり、広告の仕事でママさんの友達や知り合いを紹介してもらう。

一応、ママさんたちとは仕事上、いい関係になっていた。

でも、今(コロナがピークの2020年5月)、中国人ママさんたちに会いに行ったら、僕は家族から追放される。

顧問からも言われている「お前、難波、日本橋、まさか行ってないよな?」と釘を刺されている。

去年(2019年)の秋ごろが僕にとって動画とホームページ制作の仕事はピークだったかもしれない。

毎日、どこかのエステ店にいた。忙しくてほとんど家には帰ってなかった。


韓国アカスリ店

コロナが流行する前、仕事のための「営業」と通っていた韓国アカスリ店があった。

そのアカスリ店の店長、中国人ママさんと友達のようになった。

どうでもいいようなことを話したり、何か作ってくれるものを食べたり、ゲームしたり、道頓堀のドン・キホーテやスーパー玉出に買い物に行ったり。。。

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僕は仕事もせず毎日、店に行ってママさんと会って遊んでいた。

その韓国アカスリ店は24時間営業なので、ちょっと仮眠させてもらってから、朝、家に帰ったりしていた。そのうち、帰るのが面倒になって、2、3日泊まることもあった。

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他の従業員の中国人セラピストさんたちは僕を嫌がっていた。当然だと思う。

この韓国アカスリ店は、お客さんはいつも多くはなかったが「常連さん」だけで、なんとかやっていけているようだった。

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わたしはキツネ

秋のある日、午前中にお店に行って午後3時頃まで店中でママさんと遊んでいた。

ママさんはスマホでゲームをしながら、いつものように変なこと言った。

「わたしは、もとは キツネ。」


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「動物の? ほんと? どういうこと?」など、まともな質問をしてはいけない。

元々、スピリチュアルなママさんは感覚がぶっ飛んでいるのだ。

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「すごい! キツネだったの! 稲荷神社に参ったら神様が降りてくるじゃない?」と適当なことを言った。

「そうよ。」と言う。

「じゃ、神木にお願いしに行こうか?」

「しんぼく?」

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この韓国アカスリ店から近い神社といえば、「鴫野神社(しぎのじんじゃ)」なので僕は適当に提案しただけ。

小さい神社で【生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)】の境内に鎮座する。パワースポットらしいが、だれも知らないと思う。


大阪で有名なパワースポット神社は、やはり「サムハラ神社」だと思う。


ママさんの大学生のような服装

僕は「鴫野神社はパワースポットだし、それに稲荷神社だから、お店の商売繁盛をお願いしようか?」とママさんに言った。

「今すぐ行きたい!」とママさんは言って、5分くらいで着替えた。

実際は「着替える」というのではない。このママさんはいつも下着のままだ。お客さんが来たら、店の従業員に対応させるか、自分が対応するときは専用のコスチュームを着る。

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神社に行くために着替えた服装は、ごく普通の白いブラウスにデニムのつなぎ。この服装なら韓国アカスリの店長には見えない。

自転車で神社に向かった。途中、急な坂がある。ママさんはタバコをすごく吸うので、ハー、ハ―と息を上げている。この坂はかなりきつそうだ。

「この坂は、いんどい。今のわたしの人生そのもの。」と言いながら自転車のペダルを踏んでいる。

へえ、比喩的なことも言えるんだ。。日本語学校に通っているだけあるなと感心した。

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神道でいう「穢れ」

神社に着いた。横の小さい方に鳥居から入ろうとすると、「ここダメ。大きい方の鳥居から。手を洗うことが先。」と言った。

参拝の礼儀も知っているようだ。

「わたし、生理だけど大丈夫?」とママさんは言った。

神道でいう「穢れ」を知っているのか。。でも、今、それをここに来て言うか。。もう遅い。聞こえなかったことにした。

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超常現象?

生國魂神社内にある「鴫野神社」の前まで来ると、急に強い風が吹いてざわざわっと木の葉が揺れ出した。

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肩が重たくなった。誰かが身体全体を上から押しているような感じ。嫌だな。こんなことなったのは2回目だ。

昔、つきあっていた子が、霊感が強かったのを思い出した。そのとき、同じように木がざわざわと音を立てたが、彼女だけが急に変なことを言ったり、体調がおかしくなったりしたが、僕の身体には何も起こらなかった。

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今回はこのママさんと一緒のために、僕の体調が変になった。ママさんはなんともないようだ。

この生國魂神社には沢山の小さな神社があるが、とにかく早く参拝を済まそうと、「鴫野神社」のだけをお参りすることにした。

神殿の裏に神木があり、そこにも賽銭箱がある。神木は雷が落ちたようで焦げて割れている。

ママさんはそっと神木に触れてパワーを充電した。

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【鴫野神社】(しぎのじんじゃ)について


生國魂神社(いくたまじんじゃ)の境内にある8つの末社のうちのひとつ。生國魂神社の一番奥にひっそりと鎮座しています。

江戸時代に大阪城に異変が起こった際、淀殿(豊臣秀吉の側室)の崇りと考えられ、鴫野の弁天島(現大阪ビジネスパーク辺り:ここに淀殿が信仰していた弁天堂があったとされる)に淀殿を祀る祠を建てたのが始まりとされる。

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現在も「女性守護の神」として信仰を集める心の文字に鍵がかかっている絵馬が有ります。「縁結び・悪縁切り・商売繁昌・心願成就」、女性の守護神です。

「鴫野神社」の後ろにパワースポットと言われる大きな「神木」があります。


所在地:大阪府大阪市天王寺区生玉町13-9 (生国魂神社境内)

アクセス:地下鉄谷町線「谷町九丁目駅」から徒歩で3分

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「悪縁切り」もお願いできる。絵馬に「おとうさんから、おんなのひとがいなくなりますように」と、平仮名で書いてあった。

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小さいお子さんだろうか。一生懸命に書かれた文字をみて複雑にな気持ちになった。


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いろんな国のハーフ

このママさんは、生粋の中国人ではない。韓国人とロシア人のハーフだ。かなり美人な方だと思う。韓国語やロシア語はほんの少ししか知らない。

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基本は中国語と日本語を話す。日本語検定は3級を取得済み。2級に挑戦するために日本語学校に通っている学生だ。

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もし、その日本語学校の生徒さん(16から20歳くらいが多いらしい)が、ママさんの店に来たら、びっくりするだろうなあ。。といつも思う。


このママさんと知り合うきっかけになったのは、、、別の店のメンズエステの中国人ママさんが紹介してくれました。その話は、次のnoteで書きます。


*noteで書いてある内容はすべて実話です。自分のために「忘備録」として書いています。


つづく。。