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土を感じる。高校生たちと、じゃがいもの収穫体験【古民家移住4日目】

4月2日、市内の高校生たちに来てもらい、遊子水荷浦の段畑にてじゃがいもの収穫体験をしました。

市内いくつかの学校の生徒会メンバーが集まって、「ワクジマ」という団体を立ち上げ、いろいろなイベントを企画しているそう。今回もその活動の一つ。

自分たちが高校生の頃は学校内での活動がほとんどで、外部の方と関われるような体験はありませんでしたし、そもそもそんな発想すらありませんでした。
しかし、昨日会った彼ら彼女らは自ら率先して外部の人たちと関わり、学校の中では学べないことを学ぼうとしている。
素直にすごいと思いました。

誰かに強制されて参加しているわけではなく、貴重な春休みの1日を使ってまでして参加しているわけです。

また、昼休憩の時間には早めにランチを食べ終ると、参考書を読んだり、本を読んだり、とスキマ時間をムダにせず学校の勉強も疎かにしない姿が印象的でした。

200キロ以上を収穫

今回は、収穫から選別、箱詰めまでの一通りの流れを体験してもらいました。
段畑には陽光がそのまま照りつけるので、晴れていると冬でも暑い。
けれど昨日はずっと薄曇りで、比較的収穫しやすい気候でした。気温も春を感じる暑すぎず寒すぎすな気温でした。

高校生たちに手伝ってもらったことで、この日は200キロ以上を収穫。
オンラインショップなどで予約注文をしていただいている人への発送も始まりました。

Quest Farmについて

農業としての段畑を後世に残すために、有志が集まって活動している団体です。
段畑でじゃがいもやさつまいもの収穫、市外のイベントでキッチンカーでの販売などを行っています。

過去に記事にしているので、よければこちらをご覧ください。

高校生たちの感想

「初めて段畑を生で見た。大変貴重な経験。リフレッシュにもなった」
「最初は正直ナメていたけど、想像より大変な作業だった」
「写真などで見るよりも実際に体験することで、(段畑が)本当に素晴らしいものだとわかった」
「こうやってお手伝いする経験は若者にとってもいいものだと思うので、またぜひ参加させていただきたい」

親が農家とかでない限り、田舎に住んでいても意外に農業と関わったり、土を感じるような機会は少ない。
高校生たちにとっても貴重な経験になったようでとても良かったです。

また、週末には自分たちで掘ったじゃがいもを調理して食べる会をやるので、その時にどんな料理ができるのか、どんな意見が出るのか楽しみです。

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