大学入学のススメ


国公立大学入試が行われています

 昨日と今日は国立大学入試(前期日程)でした。大学入試自体はAOなどが多くなってきているということですが、国立はまだ学力試験が多いですね。このあと3月8日頃に中期、3月12日以後に後期試験があります。定員が多いのは前期になると思いますのでここが勝負と思っている受験生の方も多いかと思います。インフルエンザや新型コロナの新型もピークを過ぎていますが、睡眠や栄養、体調に十分気を付けてベストを尽くしていただきたいです。

ストレートに大学に行かなくてもよいし、浪人留年もある程度ならOk

 私は、2浪くらいまでなら仮面浪人しないで浪人して、納得できる進路を選んだほうがいいと考えています。それくらいの同期はたくさんいたし、就職しちゃえば一緒でした。高校だと同じところを目指すライバルのようにみえますが、たまたま一緒の場所にいるだけでみんな目的地は違うんです。

 もちろんとりあえず働いてみて後から大学に行くのもよいです。大学出てから違う大学に入る人もいるし、50代で入学してこられた方もいます。働きながら大学院に通う方も多くいます。多くの人がストレートで大学に入る国は世界では珍しいほうです。

 大学入っても充実した生活が送れているなら留年してもよいかと思います。2留くらいなら大丈夫なはずです。しがらみなく自分だけのための時間を思う存分自由に使えたのは大学時代だけだったなあと今思うのです。就職してから長期休暇が取りづらくなりました。有給休暇寄せて何とかなるのはこの30年で2週間くらいでした。

大学入学のススメ

 今考えると、大学は出ておいてよかったなと思います。高卒の人生線は歩んでいないのですが、就職しても実地や研修、自主学習で学び続けることは変わらないので、学習する習慣、所与のことがらを疑う習慣、考え続ける力は大学で培われた部分が大きいです。

 また、大卒でないと取れない資格(多くの公務員とか)や、医師など多くの専門職も大卒以上が必要です。就職難かつ既卒は即アウトみたいな風潮があった時代、取り立てて取り柄のない私でも、大学を出たおかげで就職でき、今までまがりなりにも良い職業人生を歩んでこられたと思っております。このほか、資格試験で理系学部を出ていると一部免除になるやつもあったりしますし、確実に選択肢は広がると思います。

 最近は国外の大学に行く人も増えました。ただ、家計のゆとりがなければ、その国でバイトをしながら行くか、奨学金をとれる優秀な経歴が必要かもしれません。そこで、日本の大学に入っても短期留学から1年単位での留学なら割とできます。協定校であれば授業料相互不徴収や寮を用意してくれたりして安くいけることが多いですし、学校でアレンジもしますんでコネクションがない場合は安心です。それもねらい目だと思って日本の大学を選んでもらえると嬉しいです。

 中にはダブルディグリーやジョイントディグリープログラムを用意している大学もあり、日本と海外の卒業資格を同時に取れます。英語等外国語で専門を学ぶので難易度が跳ね上がりますが、国際通用性は間違いなく上がるかと。

 就学支援制度もあるので、行きたいけど家にゆとりがない人は学校に相談してみてください。日本学生支援機構や授業料免除制度をうまく組み合わせれば親に頼らなくても何とか卒業できるようになってきています。


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