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働くママを助けてくれる夫に感謝

4年前にアメリカで働くママになってからは、ママも仕事も中途半端であることの罪悪感が常についてくる。仕事の方は特に輝いている先輩と比べなければまあいいとして、主婦業は落第レベル。二人目が生まれてからは必要に迫られてようやく半分くらい料理するようになったけど、それまでは99.9%は夫が料理(冷凍食品とかじゃないちゃんとした料理)。特に二人目妊娠初期つわり中(2か月くらいずっと!?)は、平日の朝夜だけじゃなく休日までも全く家事育児を手伝えなかった!!!夫は料理好きとはいえ、料理がしたい気分じゃない時も、長男が泣いてしがみついてきても料理を助けてくれて(しかも妻は食べ終わったお皿さえ流しに運ぶ気力がない)ほんっとうに大変だったと思う。私の方は今でも洗濯もすごい手抜きしてて、全部乾燥機+乾いた服はたたまずに収納。


この4年間は夫が博士課程学生、その後はパートで働きつつ就活中のため私が家計を支えてきて、その大変さを知った4年間でもあった。昔から結婚してからも子供ができても働き続けたかったけど、その頃は、私は根本的な家計の心配はせずに、好きな仕事を好きなようにしながら旅行資金でも稼げればって考えてた。長男が生まれてからの4か月間専業ママで仕事を探していたときにもまだ若干そんな感じをイメージしてたけど、実際は違ってた。


足手まといは簡単に解雇されちゃうアメリカの企業で安定した収入、健康保険、確定拠出年金(401k)を家族に提供するのは大変だ。アメリカの医療は高額で、適用範囲が広い会社支給の健康保険が重要だから、つわり中も出産直前も仕事の手を抜けない。社内で昇進のチャンスがあっても、自分がいい成果を挙げられることが確実ではないようなリスクのある動きはできない。もう少し出張や残業ができればもっと面白い仕事ができるし、他の同僚みたいに昇進できるかもしれないけど、長期的に家庭との両立が難しくなりそうなポジションに自分を置くことはできない。でも同じポジションに留まってたら昇給がインフレにさえ追いつかないからそれはそれでまずい。キャリアチェンジをしたくても空白期間を作れないからそう簡単に今の会社を辞められない。子供ともう少し過ごしたいと思うことがあっても、健康保険が支給されないパートタイムにはなれない。会社を辞めたいわけじゃなくても、仕事が波に乗っていないときに、自分の選択でフルタイムで働いてるんだって常に思えないのはプレッシャー。


でも色々文句言っておきながら、今幸せだし、もっと子供欲しいし、将来夫が仕事見つけるにしても見つけないにしても私も働き続けたいし、それに加えて自分の子供が大きくなったら、願わくば里親や特別養子縁組もしたい。そう思えるのは、パートナーである夫のおかげ。本当に「たすけてくれてありがとう」だ。逆に今後夫の仕事のために私が専業主婦にならなきゃいけない状況になる可能性もあるけど、そうなったら頑張って支えたい。(私にとってはきっとそっちの方がチャレンジングだ。)

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