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スマホ写真を諦めたら、世界観が広がった話し。

こんにちは、kazukame12です。


僕が、カメラを買ったのは、スマートフォンでは、撮りたい表現が出来なかったからです。

と、言ってもスマートフォン写真を否定はしません、単純に違いがあるのです。


当時は、“高くて良いスマートフォン” なら撮れると思う…そんな考えしか、ありませんでした。


何度も、「最新型」に、買い替えては、その度に、物足りなくなっていました。

高い買い物をしただけで…

僕にとっての「写真表現」では、結果が出なかったのです。


きっと…

同じ思いをしている人が、居るのでは?


そんな気持ちで、僕の経験を、note で書き始めました。



それでは、始めていきましょう。



大きすぎた差を認める。

今思えば、あの頃の僕は、少し…

「 意地を張ってたのかも…知れないですね。笑」

“スマートフォンもカメラ”なのだから、一眼カメラと、同じように撮れる!
思いを込めれば素敵になる!
と…

レンズ性能の差が、大きすぎなので、考えるまでも無かったのですが…

それに…
“思い”の表現は、レンズやテクニックに依存したモノなので、基礎の基礎も無い…カメラ用語も知らない…そんな状態で、オートで撮りました以上の写真が撮れる訳がない…

露出やホワイトバランス、被写界深度やレンズの圧縮効果のバランスで画角を変えたり…
トータルバランスで“思い”は、伝えるのが写真なのかなと、思います。

…あの頃の僕に、教えたいです。笑


それも、今だから言えることですね。

ただ、スマートフォン信者的… と、言う感じでしょうか…笑

現実を受け入れない…
そんな感覚だったようにも思えます。



それに「スマートフォンで綺麗に撮れる」



なんてCMを信じ…
メーカーのイメージ戦略で、完全に誤解していたのですね。


スマートフォンでも同じだと、勘違い。


綺麗に撮れるんですよ。
でも…
ちゃんとしたカメラと、同じようには、いかなかっただけです。

でも、それは一眼のカメラを使うまでは、経験できなかったので、分からない部分でもあるので、仕方がないですね。

写真を観る目が、育っていなかったから、何でも同じに見えていたのも、あると思います。

それは、初心者の前段階なので仕方がない…


ただ、スマートフォンの写真が、ダメとか言う訳ではないのです。


僕も、記録するときは、パパっと撮れて便利なので使います。

見やすく処理された、綺麗な写真が、撮れます。

これって最高だと思います!

Instagram など、一枚を見るのに、2秒前後の写真なら、スマートフォンが良いと思います。

ただ撮るだけで、加工したような写真になる。

空はより青く、緑も緑色に…
綺麗に見えるのです。
 
…ですが
自分の表現では無いのと…
 

写真を観る目が出来てくると…
不思議と空気感を感じなくなっていることに
気付けると思います。

AI ? で空と認識した部分には
薄く青色が足されていて
白いはずの雲も青色ぽくなって
薄っすら白く霞んでいる部分も
青色に…

青空に飲み込まれています。
それが空気感を感じない原因の一つです。
 
ただ、それも写真の用途によって
選択すれば面白い写真や瞬間を残すことも
スマートフォンで出来ます。


霞は、距離感を作って空間を感じさせる。


遠くの山々が霞むように自然な霞…
これが除去されれて、遠くも、近くも、同じ表現になってしまうと、遠近感が無くなります。

NIKON Z50 + 50-250mmキットレンズ

デザインの学校に行っていたから、普通だと思っていたのですが、「霞の遠近感」で距離も表現出来るのです。
写真では、あまり言われないですね。

距離が近いと、霞まないので「ボケ」の濃度を変えて使うのですが…

少し、難しいかな?
中級者の人にしか響かないですかね?


ただ、この表現力が出せるのは、レンズの性能の差だと、まだ知識のないときにも、感覚的に感じて「カメラを買う決意!」を、僕はしたのかも知れないですね。



NIKON Z50  +  50-250mm キットレンズ
 
木漏れ日を静かに受けとめるモミジ
 
 
入門機といわれるクラスのカメラ
NIKONのZレンズがキットレンズから
レベルが高いのもありますが…
 
撮って出しの加工もしないままで撮れる世界観
(名前だけ入れましたが…画像は無加工です。)
 
スマートフォンの広角レンズだと
背景が広く映るので
イメージがまた変わって来ます。
色も、補正されるので
この静かな世界観は出なくなります。
 
ただ撮っただけの段階で
(僕にとってですが)
欲しい表現になります。
 

露出をマニュアルで撮るだけです。

 

 



スマートフォンとカメラのレンズは、センサーサイズの関係でも差があるのです。


35mm換算…聞いたことがあるかな?

モミジの写真で、少し触れましたが…
スマートフォンの小さなレンズは、超広角レンズです!

と言っても、スマートフォンで撮った写真を見ると、24〜30mmくらいの画角で撮れるので、普通に見えるのですが…

使われているレンズは、4~6mm前後の、小さなミリ数なのです。
それを※35mm換算 して、24~30mmくらいの画角にしているのです。

( ※ 少し難しい?35mm換算。センサーとレンズで計算して画角の○○mmを出す方法)

なので、どうしても、超広角レンズを補正して画像にしても、隅っこにいくほど、「歪み」が強く出ます。

イメージしやすいように
スマートフォンを
広角にして撮っています。
 
これでも、(換算)15mmの画角
一桁代の数mmなんてレンズは
360° カメラのような写真になる感覚



超広角レンズが、スマホのレンズなので、広角の面白い表現が欲しいときはマッチするのですが、それ以外のレンズ表現は高画質にならないことが多いです。


望遠側のレンズが付いているスマートフォンもありますが、当然、250mm とか…そんなレンズはスマートフォンに付いてませんよね。
薄いボディですから中に入りませね。

NIKON Z50 + 40mm F2 単焦点レンズ
 
 
こんなのが付いているスマートフォンは
嫌すぎる!
 

 

写真の表現を考えると…

レンズの「画角」による表現は、かなり大きな部分ですし、被写界深度のコントロールで、光と陰の表現や奥行きなのどの、空気感なんかを作るので、やはりスマートフォンでは出ない表現なので…

もっと早くカメラを始めていれば…
僕は、悩まずにすんだのにな〜。と思います。


「スマホで綺麗=カメラと同じ」と…


僕が、誤解していた時間が、勿体ないですね。


ただ、反面…

スマートフォン写真で、撮りにくく…
考えて、考えて、考えて、もがいた経験は、カメラの角度や高さやタイミングの勉強になりました。

凄く準備をしてチャレンジしないとダメだったので、「考える力」にはなりました。

カメラだと、スコって撮影できちゃうんですけどね。笑



こんなに、楽なのか!

が、カメラを使って最初の感想でした。


え?画質が良いとかじゃないの?
と、いわれそうですが…

スコって、撮れるので、今までの苦労って…笑
そんな感じでしたね。

もちろん、ただ記録するなら、スマートフォンが楽だし軽いですよ。

カメラは、撮りたい写真が最低限、撮れる!

それだけのこと。




でも…一番大事なことがあります。


100万円のカメラで、月に、100枚の写真を撮る人と…
スマートフォンで、一日に、100枚の写真を撮る人とでは、経験の数が違います。

カメラは、光を取り込むだけの機械。

それを使う人が、一番大事です。



どんな風に光を取り込むかが、写真が「記録」から「表現」に変わる分岐点だと思っています。

ここまで、読んでくれた方は、表現者側に近い人だと感じます。


スマートフォンでも、カメラでも、自分らしい写真表現ができるなら、きっと素敵なことですね。


あなたのスキに、たくさん出会ってください。




それでは、素敵な写真ライフを!








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