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見た目じゃわからない。自分の心の中心にあるもの。

先日は、時間に追われ、やることに追われ、
ついに息子に言いたくないことを言ってしまった・・・
という記事を書きました。

仕事も精一杯やれることはやりたい。
自分の役割を果たして
社会に貢献する自分でありたい。

けど、我が子を大切にしたい。
その本当に大事にしたいことを大事にできる自分でもありたい。

その狭間で揺れ動くのって
自分らしさも、その子らしさも、みんならしさも大切にしたいからなんですよね。
こう書くと、我ながら、「なんて尊いんだ」なんて思ってしまった。笑

イライラするし
愚痴も言うし
自己嫌悪にもおちいるし
もう全部やめたーーい

そんな私もいますが、

自分のピュアな部分というのかな、
本質の部分なのか、コアなのか、
そこにはちゃんと「聖域」があるんですよね。

自分に向き合うようになって
そんな自分を知って
安心したし、希望が持てた。

だから、

自分を諦めないでほしい
自分を空っぽなんて思わないでほしい
自分の可能性や素晴らしさを知ってほしい
最高の自分を信じてほしい

そんなメッセージをいつも送っています。



それで、今度こそ、息子と夜時間を過ごすぞと思って
約束通り、本を読んであげることができました。

やりたかったことができて、気持ちもスッキリー
私の心は満足しました。

それだけじゃなく、想像以上のいい時間になったので、
ちょっとそのことを書きたいのですが、

息子が読んでいる途中で眠くなったので
終わりーと本を閉じました。

なので私は読みたかった自分の本を読み始めた。

白血病で4歳のお子さんを亡くされたパパの書いた本。
「親たちはどう生きるか」


同じ群馬で、教育で繋がった方です。
ご本人から購入しました!


息子が表紙の写真に目がいき、
誰?と聞かれたので、

「病気で4歳で亡くなった子だよ」

と伝えたら、興味を持ちました。

何の病気?
白血病と伝えたら、詳しく教えて。調べて。
生きてたら何歳?何年生?


そして、

「もし、おかあの子どもがそうだったらどうする?」

って聞かれました。


最初のページにある

私たち夫婦の腕の中でゆっくりと息を引き取りました。

「親たちはどう生きるか」より

そこを読んだだけで胸が詰まる思いでした。
それ以上読み進めたくない、想像したくない、そんな気持ちになりました。

だからそのことをそのまま話しました。
そして、

こうして一緒にいられて、お話できて、触れるのも
当たり前じゃないんだね。
いつ死んでしまうかなんてわからない、一度きりの人生だから
大事なものを大事にしようね、やりたいことをいっぱいやろうね
って伝えてくれてるんだと思う。

そんなことを言いました。
息子は

「おらだったら、泣いちゃう。」

と。

そして、息子は手をぎゅって握って「おやすみ」って言いました。


ちょっとだけ息子の「聖域」をみたような気がしました。


どちらかというと、言葉も行動も乱暴な息子です。
正直手を焼いてます。
昨日の授業参観でも、机に両足を乗せていました。笑

でも、小さい子に優しかったり、丁寧なところがあったり、
そんな息子を知ってます。

できないことがあってもいい
人と違っててもいい

その人の本質的な部分をすくいとってもらえて
それがちゃんと生かされる世の中になるといいな
と思います。


子どもにも大人にも、その環境をつくりたい。
自分の本質で生きられる社会にしたい。

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