案外近い

オックスフォードは私がいるウィンチェスターからは結構近いのです。
「クロスカントリー鉄道」は、北はマンチェスター・ピカデリー駅から、
南はサウザンプトンやポーツマスにダイレクトにイングランドを縦断する。
ロンドン(少し東側)を通らずにオックスフォードまで約１時間です。
ただ、途中のレディングという大きな駅で進行方向が変わります。
どこかで経験したような…
約10年前に大学を卒業したOBが、
転職の合間を利用してオックスフォードの語学学校に来ているというので会いに行ってきました。

新旧

拍子抜けするような(？) オックスフォード駅を降りたら、
はやり少し他のまちと雰囲気が違う。
先入観でしょうか、より落ち着いた雰囲気を醸し出しているような気が。
案外人が少ないなぁ、って思いながら待ち合わせ場所へ。
「Bonn Square」という小さな広場で待ち合わせだったのですが、
スマホのMAPが指したのが「Westgate Shopping Centre」。
この中に待ち合わせ場所があるのかなと思いながら行ってみました。
駅から歩くこと約10分。
急に都会的なショッピングモールが出現。
数年前に大改装されたようで、ここだけ近未来な空間でした。

Covered Market

無事落ち合うことができ、まずはランチにしようと。
彼のホストファミリーおすすめの「Covered Market」に行くことに。
何と、1774年にできた商店街です。
狭い空間に比較的小さいスペースのお店が50件ほど並んでいます。
日本の昔の商店街とイメージは近いと思いますが、
ここはシャッター商店街ではなく多くの人で賑わっています。
この中の「Brown’s CAFÉ」でランチすることに。
学生時代の話、仕事の話、将来の話、そして彼のもう一つの人生であるピアノの話。
いろんな話で盛り上がりました。
食事は、私はオムレツ、彼は魚のすり身をコロッケ状にしたもの(名前忘れた)をオーダー。
味は…　ここは英国です。
普通でした。

Christ Church

オックスフォードといったらここ。
ハリーポッターもここで様々なシーンが撮影されています。
クライストチャーチ校。
授業が行われている学校が観光地になっていて、
とっても多くの人が訪れていました。
￡16払ってガイド用のタブレットとヘッドホーンをつけて中に入ります。
別世界です。
いけないと思いながらも、どうしても自分の大学と比べてしまいます。
鉄筋コンクリート製ビル型のキャンパスが日本では一般的だと思います。
綺麗でスタイリッシュなものは洗練された雰囲気を感じますが、
なんか違います。
積み重ねている歴史はもちろん、
空間、建物、道、雰囲気。
学術への尊敬の念を感じざるを得ません。
英国に来て感じることの一つですが、学術、芸術、スポーツなど、
秀でたものを研鑽し発揮することへの眼差しを強く感じます。

時間的な都合からあまり長く滞在することができませんでしたが、
このような場所でこそ世界最高峰の知が生み出されるのだと感じました。

※メイン写真は、オックスフォード大学・クライストチャーチ校の中庭