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VOL.97 カンゲキ! Macbeth

シェイクスピア・グローブ

最初に建てられたのは1599年。
多くのシェイクスピアの戯曲が演じられていたようです。
そこから、焼失と停止指令などで建物が失われつつも、
再建し今もこの場所で演じられ続けています。
場所は、テムズ川のほとり、
「テートモダン」のとなりです。
有名な「セントポール大聖堂」から
「ミレニアム・ブリッジ」を渡ってすぐ左手にあります。
現在の建物は1997年完成。
何と言っても独特の円形の野外劇場は迫力満点。
舞台の横、斜め後ろから見る席もあります。
また、3階席はかなり高い場所にありました。
キャパは1,570 名で、そのうち700 名がステージ前の立ち見。
そこは屋根がありません。
3時間ぶっ続けで見るのはたいへんだと思いますが、
みんな袖にかぶりついてみていました。

立見席からステージを見る
舞台横の3階席から

マクベス

スコットランドを舞台にした王位継承物語。
王を暗殺し、頂点に上り詰めたのもつかの間、
殺されてしまう運命に。
脚本や演出が現代風にアレンジされていて、
時折笑いも入る。
また、狭い劇場を目いっぱい使う。
演者が立見席の中から突如現れたり、
2階席からセリフを投げかけたりと、
この劇場ならではの見せ場がいくつもありました。
ひとつ気づいた点が。
これまで見てきた舞台は、
必ずと言っていいほど子役が出演している。
それも、結構重要な役回りで。

TicketOfficeへのエントランス
開演2,3時間前からカフェで談笑する様子が
いろいろ面白そうなグッズがありました

ミュージカルが「文化」

英国に来てミュージカルを何度か観ることができました。
そこで感じたのがこれ。
マンマ・ミーアやハミルトンなどは、
30年近くのロングランにも関わらず、
ほぼ毎日上演され、
ほぼ満席。
観客が演者と一体となって作品を盛り上げているイメージがある。
これは「エンターテインメント」の域を超え、
「文化」になっていると感じます。
今回のおぢさん留学の期間でミュージカルを観るのはこれが多分最後かな。
でも、また英国に来る機会を得てミュージカル観たいですね。

事前にネットでチケット確保した際、クッションは予約してませんでしたが、ほとんどの人が使っていたので、現地でレンタル。£3
劇場の小窓から見える「シティ」の夜景
撮影が下手でごめんなさい。雰囲気だけ伝われば

メイン写真は、公演終了後のシェイクスピア・グローブ

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