かちゃん

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andymoriとの出会い

今日は、だいすきなandymoriについて書こうと思う。 わたしがandymoriに出会ったのは、今からわずか2か月ほど前。付き合いたての彼氏が紹介してくれて、はじめて彼らのことを知った。 初めて聴いた曲は、『ネオンライト』。そこで電撃を受けて、その日のうちに公式チャンネルに載っていた彼らのライブ映像を見漁った。 その中で私は、andymoriに惹き込まれる最大の原因となった2つの動画に出会う。 1つ目は、スピッツの『恋のうた』をカバーしたこの動画だ。愛おしそうに、真

    • いろんな人がいるよね

      ということを、最近よく感じます。 たとえば、目がすごく大きな人、まつげが長い人。前歯が2本、少し前に出ている人。だれが見ても、美しいと感じる人。顔に大きなあざがある人。あごが二つに割れている人。笑ったとき、歯茎がでる人。 容姿だけじゃなくて、内面もそう。 気遣いがよくできるけど、一人になったときにその反動が大きい人。趣味のことになると、いつもより大きな声で、早口でしゃべる人。常に変化を求めていて、毎日同じ生活では耐えられないという人。学歴コンプレックスがすごくて、いつも

      • 大濠公園

        最近は、音楽と本の他にも、美術が私に慰めをもたらしてくれる。美術に目覚めたきっかけは、原田マハさんの小説だった。マハさんは私に、作品と対話して、そこに自分だけの物語を紡いだり、心でアートを感じたりすることの素晴らしさを教えてくれた。 作品と向き合うことは、哲学とよく似ていると思う。だから美術館には、絶対に一人で行かなければならない。心を動かす作品との出会いは、孤独の中にしかない。 心を動かす作品との出会いは、いつも唐突にやってくる。一目見た瞬間、心拍数が上がり、吸い込まれ

        • できるだけ記憶が新しいうちに、この思いを残しておきたくて 今文字を打っている。 嵐みたいな2日間だった  へんな2日だった でも夢みたいな2日だった 嵐みたいな人に出会った ルフィーみたいでもあった 1日目に美術館で見た、コランの「海辺にて」みたいでもあった すっかり嵐にのみこまれて、心を丸裸にされ、気づいたら終わってた 終わったいま、わたしの心には 嵐が穿った、大きな、深い空洞だけがのこってる 大した会話はしてない でも、分かりあうには十分だった 遠く離れた地に

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        andymoriとの出会い

          すなおな日記

          学習支援ボランティアで、中一の男の子を担当している。 初回の授業で、エナジードリンクとガムをひたすらに噛み続けているのが気になり、理由を聞くと 「お母さんがきのう夜勤で。机の上に枕を置いて寝ようとしたけど、結局1時間くらいしか眠れなかった」と教えてくれた。 まだ初回の授業だったので、あまり踏み込みすぎるのもよくないと思い なんともない感じで「そうだったのか~ 夜、お家にいてくれないのは寂しいよね」と軽い感じで受け答えしたけど、内心泣きそうだった。 わたしはただの学生

          すなおな日記

          しあわせはあきらめた

          私には、「家コンプレックス」がある。初めてそれを感じたのは、確か小学3年生のとき。当時マンションに住んでいた私は、同じマンション内の友人の家によく遊びに行っていた。小学校低学年の頃は特に何も感じていなかったが、3年生になった頃、なんとなく自分と友人の家の違いが気になるようになった。玄関に綺麗に並べられたインテリアと、必要なものが適切な場所に配置されている、整理された空間。子ども部屋には立派な勉強机と本棚があって、ああ自分ちはなんかちょっと違うんだなと、幼心に感じたことを覚えて

          しあわせはあきらめた

          2021/05/01

          第2の人生、とあなたは言った。1回目の人生は自分で選べなくたって、2回目の人生はこの目と足で、自分の力で確かに生きてゆける、わたしもそう思ってた。 でも現実は全然そんなことなくて、1回目の人生はどこまでも私を強く縛りつける。もう大丈夫なところまで来たと思っても、それは執拗に私を追いかけてくる。檻に閉じ込められたまま、私はもうこのまま、どこへも飛んでいけないような気がする。

          サンタコンプレックス

          今年のクリスマスは、学童でアルバイトをして過ごした。いつもより豪華なご飯をお腹いっぱい食べて、みんなで輪になってサンタさんからのプレゼントを開けて。いつもよりテンションの高いみんなの姿につられて、もう19歳なのに私も内心はしゃぐまくりだった。 学童でアルバイトをしていると、子どもたちは本当によく色んな質問をしてくる。小学生の彼らにとって、学校にいる先生とかとは少しちがう、大学生という存在は不思議なのだろうなと思う。昨日はクリスマスにちなんで「先生は小さいときサンタになにもら

          サンタコンプレックス

          今日、初めてソアリンに乗った。言葉では言い表せない感動が全身を襲い、涙がこぼれ落ちた。 私は今日、確かにこの身体で空を飛んだ。地上で歩くことしか出来ない私の目に映るものなんて、この世界のほんの一部でしかないのだと気づいた。自由に、のびやかに世界を飛んでいくための翼に、心底憧れた。

          今日、初めてソアリンに乗った。言葉では言い表せない感動が全身を襲い、涙がこぼれ落ちた。 私は今日、確かにこの身体で空を飛んだ。地上で歩くことしか出来ない私の目に映るものなんて、この世界のほんの一部でしかないのだと気づいた。自由に、のびやかに世界を飛んでいくための翼に、心底憧れた。

          散歩

          今日は天気がよかったので、恋人と彼の家の近くの公園を散歩しながら、だらだらと色んな話をした。ただ散歩して、ただ話すこと。楽しそうに話す彼の横顔を見ながら、私と彼の間に足りていなかったのはたったそれだけのことだったんだな、と思った。 恋人も友人も、近付きすぎると、たまにお互いのことが見えなくなる。けどそれは、恋人や友人との付き合いが長くなる中で、相手のことならなんでも知っているような気になって、相手のことを知ろうとしなくなるからなのだと気付いた。どんな深い関係になったって、何

          金木犀

          どうやら、季節はすっかり秋へと移りかわったみたいだ。この時期になると毎年思うのだけど、秋ってなんだか曖昧だ。なんか気付いたら秋っぽいやつが始まっていて、気付いたら終わっている。けど、金木犀の香りが街を包み込むと、さすがに秋の到来を感じざるを得ない。秋は、嗅覚に強く訴えかけてくる。 秋を代表する、金木犀。私は金木犀の香りがとても好きだ。香りを言葉で表現するのはむずかしいけど、なんかこう、脆さと、孤高な存在としての意志を感じさせるような、艶やかで深い香り。ずっと前から知っていた

          好きな芸人さんが結婚を発表した。19歳の私には、結婚というものがよく分からない。夢見ていたり、恐れていたり。けど、一つだけ確かなことがある。相棒がほしい。傷だらけになっても、手を取り合って世界に挑める、そんな相棒。この世界は、一人きりで戦うにはあまりにも心細すぎる。

          好きな芸人さんが結婚を発表した。19歳の私には、結婚というものがよく分からない。夢見ていたり、恐れていたり。けど、一つだけ確かなことがある。相棒がほしい。傷だらけになっても、手を取り合って世界に挑める、そんな相棒。この世界は、一人きりで戦うにはあまりにも心細すぎる。

          戦争と平和についての集中講義を受講している。 自分もあの時代に、男性として生まれていたら?誰かを殺さなければ、自分も殺されてしまう環境にあったら? どうしても他人事だと思えない。醜さや弱さは、確かに私の中に眠っている。それに打ち勝つような強い信念を、私はいつか持てるのか。

          戦争と平和についての集中講義を受講している。 自分もあの時代に、男性として生まれていたら?誰かを殺さなければ、自分も殺されてしまう環境にあったら? どうしても他人事だと思えない。醜さや弱さは、確かに私の中に眠っている。それに打ち勝つような強い信念を、私はいつか持てるのか。

          好きだけど嫌い、1人になりたいけどなりたくない、死にたいけど死にたくない… 生きるということはとても複雑で、人は常に矛盾を抱えて生きている。けど、その中で足掻きもがき続けることこそが、生きるということの本質なのかもしれない。矛盾って、厄介だけれど、愛おしい。

          好きだけど嫌い、1人になりたいけどなりたくない、死にたいけど死にたくない… 生きるということはとても複雑で、人は常に矛盾を抱えて生きている。けど、その中で足掻きもがき続けることこそが、生きるということの本質なのかもしれない。矛盾って、厄介だけれど、愛おしい。