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夫の作りかけの家仕上げていきますシリーズ: えッ?詐欺?

すっかり色が変わっちゃったね~

夫ジェイが基礎から家を建ち上げて行くのを毎日のように見ていた人が、ご近所に何人かいる。

オレンジ`がかっていたレッドシダーのサイディング(家の外壁)が今やすっかり黒ずんでしまったのを知っているのだ。
特に湖側は太陽の光や風雨の影響が強い。

傷んで取り換えが必要とならないうちにステインを塗り直した方がよさそうである。
え~まだ家の中が出来上がっていないというのに、外のメンテナンス?

すげえかかるぜ、きっと。
10grant(10000CAD ≒100万円)とか?

と湖畔の家の間借り人でハンターのE

え~~~~~!

ぼくが塗ってあげるよ、とも言ってくれたが屋根までが高~い。
もちろんハンティングで、ツリースタンドを木の上の方に設け、その安定の悪い場所で待ち伏せをしたりするわけだから、彼が高所恐怖症でないことは知っている。

どうしようかと思っていた先日、斜め向かいに住むジャンが、目を赤く腫らしてやってきた。
なんでも、自分ちの改築の際に屋根を作ってくれた人が、別の建築現場で落下し亡くなったというのだ。

うそっ?

そう言えば、
ナイス・ルッキング~なんて言ってたあの彼?
まだ幼い子のいるお父さんだったらしい。

こりゃやっぱり専門家に頼んだ方がよさそうだ。

ぐずぐずしているとあっという間に冬が来る。
今年の冬を安全に過ごすためにも早めにメンテナンスをしておいた方がいい。そう判断してネットで業者さんを探すことに。

そのサイトでは希望の工事と住むエリアを入力すると可能な業者リストが上がって来る。電話番号を入れるとリストの中の請負可能な業者さん早い者勝ちで5社までがコンタクトを取れるという仕組みになっている。

1)一番に受け取った電話はスティーブ。
明日さっそく見積もりに来るという。
こういう手際いいのが私は好きだ。
住所と希望する工事を伝える。

2)それから間もなくして二つ目の電話。
近所に住んでいるのですぐに見に来れるというではないか。
そして1時間後に現れたのはジュリオ。
イタリア系?若くてかっこいい(いや、そう言うことで決めてはいけない)

そこの高校の裏に住んでるんだ

会社を始めたばかりなのだろう、ボクがオーナーなんだと言ってビジネスカードをくれる。ウェッブサイトにはnewという印がありまだレビューがなかった。

次の日
1)のスティーブが年配の男性とやって来た。
父親が始めた会社で今は親子で営んでいるという。中南米出身風の褐色の肌のふたり。スティーブは父の返事を窺いつつ、その場で見積もりを出す。そしてキャッシュ払いだったらタックスは要らないから、と耳打ち。

家の外壁のペンキやステイン塗りの経験がまったくない私なもので、業者さんが来るのと並行して、にわか知識を得るためにウェッブで勉強もすすめる。

しかしどれを見ても”基本自分でする態勢”のウェッブ情報。いつか私も自分でできるようになりたいものである(ムリ?)

そんな間に別の業者さんから連絡。
3) 翌日やって来た彼はサングラスのアラブ系のお兄さんクラディ(と私には聞こえた)。Missassagaという結構距離のある所から約束時間の1時間近くの遅れでやって来た。高速道路が混んでいる時間帯だ。自社商品の色見本を置いていく。

どれくらいの分量のステインが要ります?

15ガロンかなあ、二回塗りで。

とクラディは言ったが確かイケメン・ジュリオの見積もりは4ガロン。この違いは何?

そしてその数日後に出揃った見積もりは高額順に

1) 中南米系スティーブ親子 > 3) アラブ系サングラスのクラディ > 2) イタリア系イケメン・ジュリオ

さてどうする?

1)中南米系スティーブ親子は高額すぎ。
2)イタリア系イケメン・ジュリオは、足りなければステインは都度追加すると返答してきたが、ステインの量で見積もりもかなり違ってくる。足場を組む必要があるのかどうかも曖昧だった。
3)アラブ系サングラスのクラディはあくまで自社商品を使わせたいらしいが、サングラスのまま色見本で見比べてわかったの?疑。
おまけに長い梯子ある?と聞いてきた。疑。もちろんジェイが使ってたのがあるけど・・・。

ともかくまず夫ジェイが使っていたステインの残りを探すことに。
必ずそういうのを取っておく人である。

ガレージでステインを探していたら
ドアが跳ね上がりすぎて、自分で閉められなくなった💦


あったあった。
ネットで検索するとすでに同じ商品名の物はなく、同じと思われるものは結構なお値段である。

ジュリオは同じ商品を探すと言っていたがこの値段は織り込まれていないに違いない。
しかし品質にどんな差があるのだろう?

その時、もう一件の電話がかかって来た。

来週に見積もりに来たいという4件目の業者、リチャード。
もうすでに交渉を始めているからそれでは遅いと話すと翌日に来るという。(来れるんかい)

そしてこのリチャードのがまさかの架空会社?

つづく。





日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。