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さようなら小田急デパート

少し前から「メトロ食堂街」が閉まったりしていて、足音は聞こえていたのですが、遂に2022/10/2をもって今の小田急新宿店本館の営業が終わります。

閉店とは言っていません。

物心がついたときには新宿西口はおおよそ今の形をしていたのですが、まだ出来たてで流行の最先端という匂いを醸し出していました。新宿に
出入りする電車も茶色や緑ではなく(京王線に少し緑はありましたけど)、私鉄はクリーム地に会社のシンボルカラー(小田急は水色、京王はエンジ)を纏い、国鉄!は路線のシンボルカラー一色の電車たちでした。バスですら、これからは路面電車の時代じゃないんだよと光り輝いていました。

新宿駅自身は二幸や新宿ステーションビルの東口や、ちょっと子供は近づき難い南口もあったのですが西口こそが代表というオモムキでした。

新宿のデパートには、それぞれ個性があって、小田急はセレクトショップというか、ちょっとだけオシャレな品揃えだったような気がします。良く使ったのは地下の食品街と屋上より上にある!本屋や文房具屋さん、そしてレストランです。

昔は遊具があって子供の遊び場でした。

コロナになる前から新宿に行くことは少なくなっていて、単に乗り換える場所になっていましたが、気がつくとスバルビルや銀行跡のビルも解体され、少しずつ違う景色になって来ましたが、いよいよ渋谷のようにまったく別の景色になってしまいそうです。

来春には南側のミロードも閉まり、京王デパートなどについても計画が決まっているようです。

新宿駅西南口地区の開発計画について(京王、JR)

https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2022/20220413_shinjyuku_2.pdf

またシンボルでもある地下へのスロープなども形は残るようですが、改修されるようで既に工事が始まっています。

手前は既に工事現場。

平成に入った頃から延々と駅の工事は続いていて、西口や東口はなくなり今は西改札に東改札ですが、今度は周囲のビルたちが続々と建て替えられて、21世紀の新宿が出来上がっていくのでしょう。これも昭和は遠くになりにけりというところですね。

この景色もあと少し。
出入り口はどう確保されるのだろう。

小田急百貨店新宿店

小田急百貨店


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