見出し画像

他人に感想を伝えるコツ

最近、受講者自らが能動的に取り組む学習方法であるアクティブラーニング型の研修が増えていて、研修中に自分の意見や感想を言うことが多くなってきた。さらに、何かの行事で集まりがあったら、終わりに「皆で感想をシェアしましょう」という自分の意見を伝える機会が増えてきた。皆で感想をシェアした後は、心が温まるように感じることもあるが、口下手な自分は感想をシェアしましょうと言われたら、嫌だなーと思うことが多い。感想をシェアするときには、一番最初に自分が感想を言うのと、後の順番で自分の感想を伝えるのとでは、後の順番で言う方が何を言うか準備ができるためストレスは溜まり難い。私は一番最初に急に感想を伝えてと言われたときは、あたふたしてしまうこともある。今回は、これまでに急に自分の意見を伝えることになったときに、話が上手い人がどのように意見を伝えているかをまとめてみた。

具体的に伝える
一般的な表現ではなく、具体的な事例や要素を挙げて感想を伝える。例えば、「自分の娘はこのように成長していた。このように楽しんでいた」といったように皆がイメージし易い内容を話すと相手に伝わりやすくなります。

ポイントをまとめる
急な場面でも、話す内容のポイントを頭の中で整理する。何を伝えたいのか、どんな順番で話すかを考えることで、話す準備が整い、落ち着くことができる。

シンプルな言葉で話す
複雑な言葉や長文を使わず、シンプルでわかりやすい言葉で話すことを心がける。シンプルな言葉であれば、スムーズに話すことができるし、皆に話の内容が伝わり、周囲の人のあいづちを感じることができたら安心できる。

自信を持って話す
自信を持って話すことで、自然なリズムで話せるようになる。自分が自信がないのが周囲に伝わると余計に場が白けてしまう。自信を持つためには、日頃から自分の知識や経験について考え、自分の意見をしっかりと持つことを心がけておく。

周囲の人とコミュニケーションを取る
周囲の人とコミュニケーションを取ることで、緊張を和らげることができる。周囲の人と目を合わせ、笑顔で話すことで、よりリラックスして話すことができる。あまり身構えないで、急に話を振られたので、「何を話せばいいかまとまっていません」と言って、場を和ませてから話すのも良い。

相手の立場に立って考える
相手の立場や感情を考慮しながら感想を伝えることが重要である。相手が受け入れやすいような言葉遣いやアプローチを心がける。

この前、自分が所属する団体の集まりに行ったときに、皆の前でこの一年を振り返っての感想を全員が言う機会があった。自分はもうすぐ自分の話す順番が来る。どうしようと思っていたのに、この団体に所属するメンバーの1割くらいは感想を述べている間に、感極まって涙がポロポロと出る場面があった。それを見ていた周囲の人も感動して泣いていた。自分は緊張して、自分が話しているときに考えていることは、まともなことを発言できているかな、変なこと言ってないかなと思いながら話を終えた。自分の性格も影響していると思うが、そのうち急に感想を伝えてと言われたときにも緊張しないで話ができるようになりたい。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?