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#オールガイナーレ Round34(Y.S.C.C.横浜戦)

今日はこちらから。

しかしですね、今年のホーム開幕が雨(どころか霰にさえも)に祟られて、今季最終戦のこの試合も雨のそぼ降る天候となり、私は身体が音を上げましてね・・・。山陰ですから仕方がないですけど、防寒してても辛かったですよ。むしろ春先の方が諦めがついた。今回のは真面目に身体にきました。試合中、かなりしんどかったです・・・。

ま、そんな自分の愚痴はともかくですね、試合見ましょう。例の如くダイジェスト版。

でもってスタッツ。

・・・というより、今回の試合はですね、Y.S.C.C.が強かったんですよ。だって、これだけしっかりとまとまったサッカーをキチンと機能した上でやられてごらんなさい。それを上回るものを提示できないと、勝てるわけありません。
Y.S.C.C.横浜の最終順位は13位でしたが、その順位で評価しちゃうとあまりにも不当な評価になるような気がしますね。やっているサッカーはコンパクトで手堅くまとまっていました。
鳥取も似たようにコンパクトなサッカーで応じようとしますが、ところが今のこのチームにはフィニッシャー(林みたいな選手)や、コンディショナー(可児みたいな選手)が一枚ずつ欠けている。なので、どうしても最終的な精度の面で今一つ頼りない。フェルさんいるでしょ?となりそうですけど、彼もコンディションが良くないと最初からフルに使えません。

星野が持ち上がってのカウンターアタックになった面も、星野は出せる選手を探すんですね。それをやるのではなく、リンクできる人がフォローに行かないとダメなのであって、それをできるのが可児だったりしますよね。
で、結局、出せる選手がいないので、星野が自分で打ちましたが、例えばそこで林に出すとか、林がダメでも、林の作ったスペースにいる誰かに預けちまえば得点の機会があったかもしれない。
この後、小林が絡んでいく場面もありましたが、これも同様で、何かが微妙に足りない結果になってしまっています。もしここに可児なり林なりがいたら・・・。
まあ、可児にしろ林にしろ、この試合にいませんから、いない選手のことを言っても始まりませんが、いないならいないなりに残った他の選手たちでどうにかできるようにしたいものですね。

この例だけでなく、基本的に鳥取ペースの試合だったという印象がありました。データ的には特に前半はそうでもなさそうですが、数字的にはそうでも見た目としては鳥取が優勢に見えました。
しかし、先制したのはY.S.C.C.横浜。奥田→大泉ときて、佐藤が受け、一旦預けて再び佐藤が受けてシュート。このミドルで先制です。守備に微妙な綻びがあるんですね。

2点目も芸が実に細かい。土舘が縦に長めのパスを通そうとしますが、これを恐らく石井(あるいは井上黎?どちらかだと思いますが・・・)がクリアします。これを拾った進が浅川を経由して大泉を使って抜け出し、大泉はこれをしっかり決めてきます。
「ああ、こりゃあやられた、完璧じゃん」と思わず唸りたくなるほど見事な得点です。

これら2得点を失い、劣勢に立たされました。前半はこれで終了。ハーフタイムに岡野GMがジビエ食とのコラボレーションで挨拶にたったのですが、「劣勢を作り出してしまうウィークポイントがあるのでは?」みたいなことを言ってましたが、本当にそうかもしれません。

後半、鳥取は猛然と攻めるんですが、どうもこれがうまくいかない。例えばCKから鈴木の一の矢があって、小林が二の矢を放ち、井上黎が三の矢を放ちますが、全部ダメだったり。
石井も後ろの方から猛然と(山本蓮とのコンビネーションなどを使って)攻め込んできますが、フィニッシュがもう1つ決まってくれない。
高畑→鈴木というラインもありましたが、これも決まらないのです。こんな風に後半は(ひょっとすると前半以上に)攻勢でしたが、得点できない。

そうこうするうちに植村がうまく絡みながら持ち込み、ラストパスを出しますと、これを進が蹴り込みました。うまいことやられちまいましたね。これで0-3です。鳥取は得点の匂いすらしない有様です。結局、見かけ上は攻め込んでいましたが、Y.S.C.C.横浜の掌の上で踊らされていただけという感じにしか見えませんでした。
理由は多々あるんでしょうし、その中には先程から言ってるような可児なり林なりの不在などということも要因としてあるのかもしれません。

ただ、それらが理由であるとしても、現状のように怪我などの要因で彼らが使えない時に、次善の策を作っておきたいですよね。それが仮にできないまでも、その取っ掛かりは作りたい。難しいでしょうが、来季までにはそうしたレンジを広げていけると、より可能性が広がっていきそうに思いますよ。

試合の方はこのまま0-3で敗れました。悪態もつけないほどの完敗ですよね、これは。相手を褒めちぎる以外(逆に鳥取を腐せ、という意味ではありませんよ、絶対に)にありません。
彼我のこういうちょっとした(と言っても良いのかもしれない)ところに滲み出てくる差を如何に埋めていけるか、それが来季に向けた課題でしょう。最終節にこういう試合をさせてもらったことで、来季への大きなヒントをもらうことができた、という言い方が可能なのかもしれません。
だとすると、Y.S.C.C.横浜に大いなる謝意を表しておきたいな、と思うのです。

てなわけで、このシリーズを1年間やってきましたが、的の外れまくったお話ばかりで、本当に申し訳ございませんでした。何しろ、書き手がきわめていい加減な知識や認識でいますし。来年、やるかどうかは未定です。これ、わりかし負担になっちゃうんで・・・。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。