どーんと来い！
受けて立つ！

そんな人が羨ましい。
肝っ玉母さん的な人。

わたしの肝っ玉はノミ並みの極小サイズ。

わたしに出来るかな。
不安で押し潰されそうになる。

親の介護や、父の葬儀などを乗り越えてきた。
夫も理解して協力してくれたけれど、矢面に立ち、決断し、行動するのはいつも自分だった。
ひとりっ子だから仕方がない。

何かをやり遂げると「自分にも出来た」という自信が芽生える。

わたしがやらねば誰がやる。
そんな状況に無理矢理追い込まれるのも悪くない。

ことが起きると、その都度対症療法だった。
その時その時を精一杯やるしかない。

頼りない自分だけど、
不思議と馬鹿力が出るものだ。

さて、娘の出産予定日まで、あとひと月半。
出産は慶事だが、無事に生まれてくるまでは不安もいっぱいだ。

娘の家に泊まり込み、上の子を保育園に連れて行き、諸々の家事をこなす。
娘が退院すれば、赤ん坊を連れて帰ってくる。
昼夜兼行の日々が続く。

大役を仰せつかったものだが、何としても無難に乗り切りたい。

プレッシャーには極端に弱いが、今まで生きてきて、不眠と食欲不振に悩まされたことはない。
意外と図太いのかも知れない。