見出し画像

昔の人

老婆と名乗って、昭和時代の思い出話など語っていても、口とはウラハラに、昔の人と思われたくないという意識が働きます。

スパゲッティと言いたいところをぐっと堪えてパスタという。

料理を作るのは台所ではなくキッチン。

オードリー・ヘプバーンがスペイン広場で食べていたのはアイスじゃなくてジェラート。

ホットケーキはパンケーキ。


さすがにスニーカーのことはズックとはとは言わないけれど、
いつも履いているのはズボンじゃなくてパンツ。
でも、人前でパンツと口に出すのは、未だに抵抗があります。


チョッキはベスト。
背広はスーツ。
ゴム草履はビーサン。
乳母車はベビーカー。
グループとユニットの違いがよくわからない。
ライブはコンサートと同じ?

まだ6月というのにこの猛暑。
いくら電力逼迫といわれても
クーラーなしでは、体がもちません。

おっと。。。
クーラーじゃなくてエアコンね。

ディスコはクラブ。
アクセントに気をつけて!

細心の注意を払って
脳内で新しい言葉に変換。

昭和の雰囲気が残る純喫茶に行ったり、映画を観てしみじみ感動したり。

こんなとき、エモいというのが今風だとわかっていても、言えば何もかも台無しになるような気がします。


LINEで了解ですと返せばいいのに、
ついついOK牧場と返信してしまう
60代。

元気なうちに、
終活じゃなくて、もう一度就活でもしてみたい。
そんなことを思う今日この頃。