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偏食と発達障害

断片的な話であり、又聞きであり、信憑性のある話なのかもわからなかった。

子育てサポート中に、あるお母さんとの会話の中で出てきた話である。

そのお母さんの知り合いのお子さん(幼稚園児と思われる)は、偏食が酷く、マック(マクドナルド)のチキンナゲットしか、食べなくなった。

わたしは驚きながらも
「へぇ、マックのチキンナゲットだけで人間は生きられるんだ!」
と軽口で返した。

「親も困り果てて、医者に相談したら、どうやら発達障害で、強い食へのこだわりがある、と診断されたらしいです」

こんなことをいっては語弊があるけれど、また発達障害か…と、その時には愕然とした。


昔なら、偏食は躾が悪いからだと親が非難された。
発達障害による偏食なら、親は責められることはない。
しかし、それが何の解決策になるのだろうか。

親は子どもに好き嫌いなく、何でも食べて、健康に育ってほしい。

子どもが成長すれば、必要な栄養素のことなどを理解させて、その気にさせることができるのだろうか。

幼少期の一過性のものなのか。
うまくフォローしながら、食への関心を広げていくなど、専門家から指導を受けるのだろうか。

ある日の雑談から、とても複雑な気持ちになった。

ネットで検索してみると発達障害と偏食についてさまざまなことが書かれていた。

好き嫌いの多い子はダメな子
親の育て方が悪い

無知が偏見を生む。
しかし、こんな風に考えられるようになったのは、ごく最近のことなのだろう。

子育てサポートをしていると、若いお母さんとの何気ない会話から、いつもいろいろなことを学んでいる。