遺伝子を知ること - GeneLife 【やってみた:遺伝子検査】
唐突ですが、遺伝子を知ることで、新たな方向から物事を見ることが出来るようになる、気がします。
なにかを考えたり行動したりするきっかけは、どこにあるでしょうか?
自分では自分の中から生まれたように感じていても、外から入ってきた情報が刺激となり、信号が流れ、考えたり行動したりといったアクションに繋がっていると思います。
つまり、なにかを考えたり行動したりするきっかけは、外部にあるということ、だと思います。
なぜ "思います" かというと、なんとなくそう理解している程度で、詳しい方からすると全然違いますってことがあるかもしれないからです。
保険です。
遺伝子検査も結果を "見る" ので刺激の種類としては外部なのですが、問題はその情報の出処。
では、情報はどこから得られるのでしょうか?
外からだと思っています。
この場合の外、とは、解剖学的に言う、外、と捉えていただけるとありがたいです。
要は口の中とか胃の中とか、外から入ってくるものが入れるところは全部外です。
メディア、書籍、だれかの話など、外で起こった物事を見聞きするのが情報。
五感ですら、外からの刺激です。
遺伝子検査の情報の出処は、自らの遺伝子。
体のすべての部位に埋め込まれた、唯一無二の、その人だけのID。
その人がその人であるように形成するもの。
絶対に変えられないもの。
最も小さく (多分)、最も大きな流れの中にあるアイデンティティ。
ロマンの塊ですね。※文系
インターネット上で注文して料金を支払い、
小さな容器に唾液を採取するだけで、
アフリカで発生したホモサピエンスが、
凄まじい年月をかけてこの日本へ移り住み、
数千年の時の流れを経て、
今のこの私自身に繋がっている遺伝子がわかる。
めちゃくちゃすごくないですか?
.
.
.
やっと本題。
職場の方々からおすすめいただいて、
遺伝子検査をやってみました。
GeneLifeのGenesis 2.0を利用しました。
ご興味ある方はこちらから。
GeneLife
https://genelife.jp/
Genesis 2.0
https://sales.genelife.jp/product/genesis2?_ga=2.245270274.624012104.1573549830-187605363.1569558650
30,000円くらいしますが、わたしはセールの時に10,000円程度で購入しました。
検査自体は簡単で、検査キットに唾液を採取して送るだけ。
約1ヶ月後、結果がメールで送られてきます。
この検査で分かることはこんな感じ。
体質について
・身長や髪の太さ、肌の色など、身体的な特徴の傾向
・リンゴ型、洋ナシ型といった肥満タイプの傾向
・筋肉のつきやすさの傾向
・糖質や脂質、アルコールなどを分解する力の傾向
・においや味、痛みの感じやすさの傾向
・肌のシミやシワのできやすさ傾向
などなど
疾患リスクについて
がんやその他の疾患について、リスクの傾向
全部で約360項目。
それぞれに細かな解説もついています。
疾患リスクや体質は、自分の健康管理に大いに役立つと思います。
25歳は、組合によっては婦人科の健康診断が自己負担だったり、地域で行われている無料の検診も、対象外だったりします。
とはいっても、疾患リスクはあるわけで。
かといって安くはないので、健康のためとは分かりつつも躊躇しがちではないでしょうか。
わたしは乳がんの疾患リスクが高めでした。
反対に子宮頸がんの疾患リスクは低めでした。
検査の結果は指標ではありますが、であれば乳がんの検査は1年に1回、子宮頸がんは2年に1回にしよう、などと、検査結果を上手く使って計画を立てることができます。
そういう観点でも、遺伝子検査いいな、と。
個人的に最も面白いと思った検査項目は、
ミトコンドリアハプログループ
です。
むしろ、これが知りたいがために検査したところは大いにあります。
ミトコンドリア、はどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、
ミトコンドリアハプログループとは?
以下、GeneLifeのウェブサイトから引用です。
人類共通の母、ミトコンドリア・イヴの子孫たちは、長い年月の中で ミトコンドリアDNAの突然変異を繰り返しながら、さまざまな人種へと枝分かれしていきました。現代人はおよそ35人の母親の子孫であるといわれ、日本人の95%はその中の9人が起源とされています。
壮大すぎてなんならよく分からない。
文系なりの理解をまとめると、
人類はアフリカで生まれました。
そこから日本へ来るまでの間に、
いくつかのグループに別れて、
それぞれのルートを通ってきました。
あなたがどのルートを通ってきたのか、
ルーツがどこにあるのか、
母方の遺伝子にその軌跡が書かれています。
という感じでしょうか。
わたしはすでに結果が出ましたが、興味深い結果でした。
このあたりから日本に入ってきました、という場所が、母方で辿っていった家系が住んでいる地域でした。
南米やシベリアなど、どうして一旦そっちを経由したの?と思ってしまう遠回りをして日本に入ってきたグループもいるようです。
今までにきっかけや縁がないと思っていて行ったことのない世界の国々はたくさんありますが、
自分の遺伝子のルーツを辿る旅に出てみても、面白いのではないでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コバヤシ ラン
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?