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「最新版! これからのSEO内部対策 本格講座」の感想と概要

素人の僕にも分かりやすかったので、備忘録的に以下まとめていきたいと思います。

本書について

SEOの専門家ではない私が、改めて根本的なSEOの原理をさらっと勉強したくこの本を選びました。初心者向けの本で、
「SEO専任の人と一緒に仕事をする上で基本知識を学びたい」
「メディアを運営する上でSEOの概念を知っておきたい」
という人にはオススメ。
2016年の末に書かれていた本らしく、今では当たり前のAMP対策などを「これから必要」と記載していたり、少し年数のGAPはありますが、基本的な概念を知りたい人にはちょうどいいのではないでしょうか。

Chap.1 SEO対策の現状はどうなっているのか?

SEOは「コンテンツを適切に検索エンジン(Google)に理解させる」のが本質。評価するのが不完全なロボットなのでそこに合わせていく必要がある。

・最適なコンテンツを提供する
・検索エンジンに適切に理解してもらう

アルゴリズムも、「ハミングバードアップ」などユーザーに合わせて日々進化している。その為、その進化の方向性(意味)を考え、追随していく必要がある。

・モバイルフレンドリー(様々なデバイス対応)
 PCと同様の表示速度
・サイトの中身を充実(適切な内部対策)
・適切な被リンク(正攻法の外部対策)

内部対策は「守り」で、外部対策は「攻め」。攻めはプラスの評価を受けるために、守りはマイナスの評価を避けるための施策。

・内部対策への比重が高まっていきている
・内部対策ありきではあるが、外部も必須

Googleのアルゴリズの歴史は、試行錯誤。内部評価制度においては、まだまだ不完全であるため、今後もアップデートは繰り返し行われる。例えば。かつては被リンクの「数」を評価していたが、「量から質へ」変化してきている。Googleの目指す真意・方向性を汲み取り、都度対応していく必要がある。

・内部評価制度における、Googleの技術不足
・外部対策は量から質へ
・Googleの発言において真意を汲み取る

これから始めなければならない内部対策↓

・価値のあるページを作成する
・検索エンジンに理解させる
・先を見越した長期展望で施策を行う

Chap.2 SEO内部対策の基盤構築:細胞や組織を活性化させる

Chap.2-1 上位表示に最も重要なのはtitleの付け方

上位表示に最も重要なのはタイトルの付け方。検索者が欲しい情報であることをひと目で認識させ、クリック率を上げる要因になるため、「タイトルにキーワードは含めるべき」

簡潔に上位表示させたいキーワードを先に記述する。

「SEO対策 福岡」で上位表示させたい場合は
○「SEO対策福岡・・・・」
×「福岡SEO対策・・・・」

無駄なスペースや句読点を使用しない。

○「福岡のSEO対策ならセブンアイズ」
×「福岡のSEO対策 ならセブンアイズ」
×「福岡のSEO対策、ならセブンアイズ」
 スペース、句読点を途中に入れてしまうと、
 検索結果によっては、以降が省略される可能性が。

その他、
「!」「★」もタイトルを省略する継ぎ目として見なされることもある。

タイトルは24文字以内。24文字以内であれば、スマホでも問題なく表示される傾向の強い。また、重要語句のみ2回使用する。例えば「SEO対策 福岡」で上位表示を狙う場合、キーワードを細分化すると「SEO」「対策」「福岡」と3つの語句に分けることができ、「SEO」を最重要語句とした場合は以下のようになる。

「SEO対策 福岡」で狙い、「SEO」を最重要語句としたタイトル
SEO対策福岡|SEOならセブンアイズ
「|」を含めて18文字を使用。「SEO」を2回使用。

その他注意事項は

・全てのWebページはオリジナルなタイトル
 Search Consoleで「タイトルタグの重複」を指摘される
・コンテンツに関係のないタイトルは使用しない
・近接度を意識

 「福岡 SEO対策」で狙う場合は、
 「福岡」と「SEO対策」の間に何も入れない方が効果的
  ○「福岡SEO対策|・・・・」
  ×「福岡のホームページ制作やSEO対策|・・」

WEBサイト全体としてのタイトルを総称する語句が任意で表示されることもあるため、WEBサイト全体としての枠と軸をつくる

「SEO対策佐賀|SEOの7e」としても、検索表示上は
「SEO対策佐賀|SEOの7e-SEO対策福岡」となることも。
「SEO対策福岡」がWEBサイト全体の総称となり、タイトルタグに加えられたのではないか。

Chap.2-2 理想的なdescription(=スニペット)の付け方

スニペットを記述する目的は、ページの概要説明。検索したキーワードが、スニペットに含まれている場合、その該当キーワードは太字となる。
文章にする必要はない。通販ページなどの場合は、例えば、

タイトル:○○○ 価格:○○○円 出版社:○○○ 、、、

としても問題ない。ただクリック率を考え、無味乾燥にならないように

・商品購入のメリット
・特徴
・価格

といった具体的内容を抜粋してきちんと記述するべき。

スニペットはスマホでの文字数も意識するべき。

・狙うキーワードを50文字よりも前に使用
・全体としてMAX110文字程度とする

その他、注意事項↓

・複数ページで同じ記述をしない
 Search Consoleで「重複メタデータ(description)」を指摘される。
・コンテンツ内容をそのままコピペしない
 コンテンツ内容を要約したものでないといけない。
・過剰にキーワードを埋め込まない
 多く詰め込みすぎると不自然なスニペットになるので、
 最大でも2個にとどめておく。
・クリック率を高めるために数字を
 「30%OFF」など数字を入れると目を引く。
 検索順位では負けても、コンバージョンで勝つことも。
・50文字以内で表現
 記述をモバイル表示に合わせて、
 伝えたいことを50文字以内で表現する必要がある
・文字は80-110文字を目安に
 短すぎても長すぎてもSearch Consoleにて警告を受ける。

スニペットの一部がタイトルとして用いられることも。

「マンスリーマンション博多|ROOM INN」
と書いているはずが、
「マンスリーマンションを福岡」
とスニペットの一部がタイトル表示されることも。

そのため、語順にも考慮した記述がオススメ。

「マンスリーマンション 福岡」で狙うなら
 ×「福岡のマンスリーマンションならば・・・」
 ○「マンスリーマンションを福岡・・・」

Chap.2-3 h1タグの効果的な活用方法理

h1タグの個数制限はないが、ページの大見出しでもあるh1タグが複数あることに疑問が残るため、「1つのページに、1つのh1」がオススメ。

長い記述は不自然
○「SEO対策なら福岡市中央区のセブンアイズ」
×「SEO対策でお困りの方ならば福岡市中央区のセブンアイズが早期解決しますので、お気軽にご用命ください。」

タイトルと同じにしない。
狙うキーワードを用いながら、タイトルをもう少し詳しく言いなおした内容にすることがベスト。

タイトル:SEO対策福岡|SEOならセブンアイズ
 h1  :SEO対策なら福岡市中央区のセブンアイズ

タイトルタグは検索エンジンを意識し、h1タグはユーザーを意識することが大切。タイトルと異なり、h1では「|」は使用しない。

その他、

・画像にしない
 altタグで説明はつけられるが、検索エンジンの技術力的に、
 画像よりもテキストの方が理解しやすい。

・pタグとセット(h1+p)で使用
 見出しだけ記述されていて、次に続く内容がないのは不自然。そのためpタグとセットで使用するべき。また、h1は大見出しなのでコンテンツの一番最初に。


<body>
・・・・・・・
<h1>最初の文字情報は、h1を用います</h1>
<p>次にpタグを用いて、h1のリード文を記述します</p>

×
<body>
・・・・・・・
<p>このように、最初の文字情報をpタグで表現してはいけません</p>
<h1>大見出しに対する越権行為です</h1>

Chap.2-4 h2以降の見出しタグにおける効果的活用方法

見出しタグはh6まであり、期待されるSEO効果は

h1>h2>h3>h4>h5>h6

階層構造を正しく設定する理由は
デスティネーションファースト
という考え方。
ユーザーが欲する情報に最短で辿り着けるような構造がベスト。

キーワードを細分化し、2キーワードを含める

「SEO対策 福岡」で狙うなら
「SEO」「対策」「福岡」と分類し、
「SEO」「対策」の2つを選定するならば

<h1>SEO対策は福岡の・・・</h1>
<p>・・・・・・・</p>
<h2>SEO対策で・・・</h2>
<p>・・・・・・・</p>

pタグとセットで用いる


<h2>・・・・・・</h2>
<p>・・・・・・・</p>
<h3>・・・・・・</h3>
<p>・・・・・・・</p>

×
<h2>・・・・・・</h2>
<h3>・・・・・・</h3>
<p>・・・・・・・</p>

使用する順番を考える


<h2>・・・・・・</h2>
<p>・・・・・・・</p>
<h3>・・・・・・</h3>
<p>・・・・・・・</p>

×
<h3>・・・・・・</h3>
<p>・・・・・・・</p>
<h2>・・・・・・</h2>
<p>・・・・・・・</p>

見出しリストと混同しない


<h2>サービスの内容</h2>
<p>・・・・・・・</p>
  <ol>
<li>コンテンツSEO</li>
  <li>被リンク</li>
  <li>コンサルティング</li>
  </ol>

×
<h2>サービスの内容</h2>
<p>・・・・・・・</p>
  <h3>1.コンテンツSEO</h3>
  <h3>2.被リンク</h3>
  <h3>3.コンサルティング</h3>
・タイトルやh1等の見出しと重ならないようにする
 title≠h1≠h2≠h3≠h4
・画像ではなく簡潔な文言
 画像では検索エンジン的に、
 SEO効果を完全に活かしきれない

Chap.2-5 テキストの評価を最大限に引き出すために

・小さすぎる文字はNG
 16CSSピクセルの基本フォントサイズをGoogleは推奨
 行間のデフォルトは1.2em
・背景色との文字色のバランス
 背景色に近い文字色はユーザー目線でNG。
 SEO的にも悪影響を受ける可能性が高くなる。
・適度に段落分け
 p(段落)は、文節を区切ってあげることで
 閲覧者が見やすくなるばかりではなく、
 検索エンジンにも理解しやすいものとなる。
・やたらと改行しない
 改行のbrタグを多く用いるとごちゃごちゃする。
 (余計なファイルサイズが増える)
 必要以外のものはCSS側で調整するように。
・文字間にスペースをつくらない 
 検索エンジンはスペースのある文字を正しく理解するのが苦手。
 デザインの話であればCSS側で調整しましょう


HTML:
<p class="sample">SEO対策</p>

CSS:
.sample(
letter-spacing: 10px;
)


×
HTML:
<p>S E O 対 策</p>

Chap.2-6 imgタグの正しい使い方

画像のファイル名はイメージしやすい名前に

小さい猫の場合は
little-cat.jpg
 ファイル名が複雑すぎてもNGとなるので
 「-」は一回限りに。
 アンダーバーより有効。

altの正しい使い方

悪い例
<img arc="cat.jpg" alt="">
 →空文

普通の例
<img arc="cat.jpg" alt="子猫">
 →説明が弱い

良い例
<img arc="cat.jpg" alt="餌を食べている子猫">
 →簡潔に具体的な記述

alt内部の記述によりSEO効果を期待できるが
「alt=子猫 子猫 子猫・・・」と
無理やりKWを埋め込むとペナルティの可能性も

画像サイズを記述することで、
ブラウザが画像サイズを予め認識する事ができ、
読み込み時間の短縮につながる。

<img arc="cat.jpg" alt="餌を食べている子猫" width="250" height="150">

その他注意事項は

・使用する拡張子はJPGかPNG
 アニメーション画像のみはGIFでも。
(TIFF,BMPなどはブラウザによっては表示できない可能性が)
・キャプション(画像の説明)を利用
 画像の下に説明をつける
・画像を圧縮
 スマホからの閲覧を考え、
 品質を落とさない前提で圧縮しましょう。
・重要な画像はサイトマップに登録
 特に重要と考える画像は、sitemap.xml内部に
 画像情報を登録する事で、画像のインデックスを
 促進させる事ができる

Chap.2-7 パンくずリストを作る

・パンくずは閲覧者のみならずクローラにも好都合
・microdataで構造化マークアップ

 Googleは「microdata(マイクロデータ)」形式での
 構造化マークアップを新たに推奨

Chap.3 SEO内部対策の応用・発展:器官にメスを入れる

わかりやすいドメイン・サブドメインをつける

健康食品の「フコイダン」をネットで販売する場合は、

ドメイン
http://fucoidan-shop.com/
アクセス
http://fucoidan-shop.com/access.html
問い合わせ
http://fucoidan-shop.com/contact.html

長すぎるのはNG
×http://fucoidan-mail-order-service.com/
・ドメインとコンテンツ内容は合わせる
 無関係なドメインをつけたサイトを取り締まる
 EMDアップデートというアルゴリズムも
・キーワードはサブディレクトリというやり方も
 7eyese.com/kumamoto.html
・同義語をドメインに(短縮)
 例えば「ホームページ制作 福岡」で狙う場合
 「homepage」以外に「web」「hp」を用いても。
ファーストビューに重要なコンテンツを配置
 広告スペースが多く占領している場合は
 ユーザーのみならずGoogleからの評価を落とす可能性も
・重要タグを設置
 
h1タグ→補足のpタグ→h2タグ→補足のpタグ
 ぐらいまでは入れたい
・アイキャッチとして画像を
 メインビジュアルの画像は直帰率やCV率に大きく影響
httpからhttpsへの変更
2017/1からGoogleは
「httpsで暗号化されていないサイト」に対し
「Not Secure」という警告を表示するとアナウンス

モバイルフレンドリーなWebサイトへ

・表示速度を確認      https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
・キャッシュコントロール
 「画像、CSS、JSなどに30日間のキャッシュを儲ける」
 などして、表示速度の改善に
・モバイルフレンドリーテスト
https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=JA
 指摘された内容を改善

検索エンジンが認識しやすくなるに
共起関係の言葉をちりばめる

1、言葉をチョイス
  サクラサク 共起類検索調査ツール
  https://www.sakurasaku-labo.jp/tools/cooccur
2、言葉の選び方
 ・コンテンツと無縁の共起関係の言葉は用いない
 ・無理やり当て込みすぎない
3、細かい留意点
   たれ→タレ
   お土産→おみやげ
  など一般的な表記に直しましょう。
  新たな展開としては「お持ち帰り」という
  ワードから「お持ち帰り」に対応するという
  実際のビジネスに活かすパターンも。
・キーワード出現率をチェック
http://ohotuku.jp/keyword_ratio/
・主要KWは出現率目標6%〜8%
 「SEO」「対策」「広島」を主とするKWにしたら
 3つの合計%を6%〜8%に調整する。
 きちんと序列をつける事で検索エンジンも理解しやすい
・主要KW以外の単語
 サクラサク 共起類検索調査ツール
 https://www.sakurasaku-labo.jp/tools/cooccur
 で調査。共起関係の言葉から選んで利用する事で
 検索エンジンに専門性をアピールできる
・不必要な言葉はできるだけ削除
 「これ」「あれ」などを使うと
 出現比率の上位に入ってくる。
 何の意味も持たない単語をできるだけ
 上位に出現させないように工夫すべき。


以下疲れたので断念。
というか、そもそも、このような技術本はすでに
まとまっているので要約する必要はあまりないと気づく、、、
書いたのがもったいないの自分用に残します。。。



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