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夏バテにはこれだったか

白いキャンバスのなかに赤、緑、ピンク、黄色.......
色とりどりのフルーツに心が躍る。口に運ぶと色んな味があわさって、自分だけが体感できる特別な味わいになる。夏バテだって一気にふきとぶ。

そう、牛乳寒天の話だ。

私は子供のころから牛乳寒天が大好きで、最近こんなツイートをみてモーレツに食べたくなった。

寒天と牛乳は家にあったので早速つくってみようと思った。そして、ちょっと考えて、牛乳だけじゃ物足りないので、「そうだ!フルーツを入れてみよう」と思いついた。色んなフルーツを入れたいけど、たくさん買ったら高くなっちゃうし......。どうしようかな。

あ、フルーツ缶。

近くのスーパー、オオゼキ(笑)に行ってフルーツ缶を探してみた。みかん、もも、さくらんぼ、ぶどう、色んなフルーツが入って何と!199円で買えるという奇跡。
早速家に連れてかえって、牛乳と混ぜてみた。フルーツ缶をあけて、シロップ漬けになったフルーツたちをスプーンでかき出す。その光景たるや、すばらしい。色とりどりのフルーツが、牛乳寒天という名の大海原に滑り込んでいく。(写真を撮っていないのでご想像ください)あまりにきれいで、スローモーションのように見えて大興奮。
フルーツによりかさ増しされた牛乳寒天は3種類のうつわに入れられ(600ml近くはあったと思う)、冷蔵庫にインされた。
『おいしくなりますように』とおまじないをかける。
私は、日ごろからプリンやケーキをよく作るんだけどこのおまじないを唱えると大抵失敗しない。きっと気持ち的なこともあるんだろう。
まるで、かわいがっている子ども(いないけど)を見送るような気持ちだ。

冷蔵庫に入れた直後は、待ちきれなくて少なくとも1時間に1回、3回ほど冷蔵庫をあけてチェックする。この「気になってソワソワしている時間」も何だかうれしい。

翌日。
楽しみに朝早く起きて冷蔵庫をあけ、牛乳寒天を食べた。フルーツは沈んでいたけど、それをすくいあげて口に運ぶ。噛むたびに色んなフルーツが楽しませてくれる。牛乳のおかげで後味がすっきりになっていて夏バテしがちなこの季節にぴったりなデザートだ。

こうやって、日常の中に小さな楽しみを見つけるとラッキーな気持ちになる。あえて人に話すことでもないんだけど、牛乳寒天好きさんに届けばいいな。

次は牛乳×みかんでつくってみようかなぁ。




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