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Jeanloup Sieff|ジャンルー・シーフ

写真集について書くマガジン、2冊目はジャンルー・シーフ。

シーフのことを書くのは難しい。

パリ生まれ(両親ポーランド人)、若い頃はマグナムフォト、ヴォーグやハーパーズ バザーなどのファッションフォトフラファーを経て、フランスに戻り個人的な作品制作へ 作品はオープンエディション、モノクロームに広角レンズ、女性のヌード、ファッション、風景を数多く撮影など

彼の作品を知ろうと思えば、40年間の作品をまとめた「Jeanloup Sieff: 40 Years of Photography」だろうか。10年ごとの代表作がまとめられた大型の写真集。
我が家にある写真の中でも、重量級の一冊。

シーフといえば、ライカに21mmをつけタテ位置で撮るというイメージが強い。
たしかにその通りなのだけど、それは60'、70'の話であり、その前後は実はスクエアフォーマットも多いことがわかる。

21mmタテ構図といえばシーフとまで言わしめた功績は素晴らしい。
真似て撮ってみたことがあるが、レンジファイダーでどうやって構図を取っていたのだろうか、願わくばコンタクトシートを眺めてみたい。

ちなみに、トップ画像はシーフが撮影した後藤久美子さんの写真集「I HAD A DREAM」、晩年のシーフが60-70年代のスタイルで撮影している。
プリントは本人が行っているのだろう、覆い焼きがザックリしているが、それさえもお茶目に感じる。

先に書いた通り、シーフのプリントはオープンエディションなため、巨匠にもかかわらず入手しやすい価格となっている。
いつか、お気に入りの一枚を購入し、家に飾りたい。

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