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紅葉の本命、栗駒山

小学生の夏休み、母の故郷、宮城に何度か行ったことがある。
そこの親戚の同級生が、大きなミヤマクワガタのオスを持っていた。
横浜でミヤマクワガタは絶滅しているので、本当に羨ましく、どこで取ったの?と聞いてみた。

栗駒山だよ。

それ以来、俺にとっての栗駒山はミヤマクワガタの山となった。
その後、栗駒山に行くこともなく、思い出すこともなくなっていった。

登山を好きになってから、栗駒山の名前を再び聞くようになった。
それはミヤマクワガタの山などではなく、紅葉で最も有名な山のひとつとしてだった。
そっか、栗駒山ってそんなに有名な紅葉の山だったんだ。

横浜で育った俺が、小学生の時、宮城県の栗駒山の名を知り、それから50年近くたってその山を登る。

なんとも不思議なめぐり合わせ。

シャトルバスで上がってきたイワカガミ平の朝

イワカガミ平駐車場
舗装路100台、トイレあり
ですが、紅葉時、混雑緩和のため、ここまでは車での進入不可、少し下ったところの臨時大型駐車場に停めるしかありません。
臨時駐車場はかなりの台数が停められますが、さすが紅葉時の栗駒山、下山したときにはかなり車で埋まってました。
簡易トイレが6個ありますが、深夜5個は施錠されていて、係の人が朝来た時に残り5個も解錠してました。
車中泊は推奨ではないようですが、問題なくできました。
シャトルバスは5時が始発。頻繁に往復していましたし、時間が立つと2台体制になると聞きましたので、よほど急いで登りたい方以外は焦らないで問題ないでしょう。



場所によっては同じところに沢山の人が足を乗せるため奇妙な造形に

始発のバスに乗り、5時13分行動開始。
すぐに泥の道になる。
汚れが嫌な方はゲイター推奨。

おはようございます!

紅葉!雲海!朝日!やってまいりました栗駒山!

途中沢歩きがある。
沢シューズとかは必要なく、以外にも濡れないで歩けるルートが確保されてる。
とはいえ、落ちたら水浸しだし、雨の後は増水するので注意。

プチ冒険気分が味わえる、来てよかったと思わせるステキな沢歩きだった。

でました、ザ、紅葉!
朝日に照らされ、モルゲン紅葉と化してた。

東栗駒山はこのように見えていたけど、この日は雲が多く、栗駒山は雲の中だった。
登頂時に晴れることを期待。

東栗駒山登頂♪

東栗駒山コース、ここはほんとドロドロ道が多い。
靴とパンツはご覧の通り。
俺がゲイターを履かない理由は、面倒くさい、邪魔くさい、です。
車で来ているので、戻れば履き替えるので問題なし。

ちなみにここまで汚れても、中央コースで下山したのだけど、そこは整備された登山道なので、そこを歩いているうちに泥は乾き、落ちてしまいきれいになる。
そもそもこの靴、ローンピーク6は防水でないどころか、排水用の大きめの穴がいくつも空いているので、洗うと中が水浸しになる。
パンツの泥も乾いてしまい、ある程度は勝手に落ちる。

稲穂のように風に揺れる草たち

栗駒山に近づいてくると、見事に雲が取れ晴れ渡った。

山頂は大賑わい
人混みは苦手なので、空いているところを探していると、更に先に進む道があり、素敵に見えたので進んでみた。

そこは人が少なく、また違う紅葉と、栗駒山山頂を別角度から見られる素敵な場所だった。

山頂に戻ってきて人が居なくなったのを見計らい山頂碑撮影。
低木の風下を見つけ、行動食食べながら少し休憩。

中央コースから下山開始。
紅葉真っ只中、栗駒山の紅葉をしっかりとこの目に焼き付けていく。

中央コースはとても整備された石畳になっている。
このコースが最も使われるコースのようで、登ってくる人は多いし、登山者じゃない一般の観光客の方も多い。

10時30分に無事下山。

この近くにはいくつも温泉があり、親湯温泉、くりこま荘を選んだ。
昔ながらの宿といった雰囲気で、少し白濁した湯が素晴らしかった。
小さいながらも、内湯と露天がある。

ヨークタウン野田店へ。
菜々家で夕飯。
ここ、1,000円弱で定食が食べられる。でも、ここの凄いところは、沢山の惣菜がバイキング形式で食べ放題!サラダや煮物、スープに湯豆腐まで、惣菜だけでお腹いっぱいになってしまう。
このお店、近所にできないかな♪

東北のスーパーと言えばヨークベニマルだよね。
明日の朝食、行動食を買って、次の登山口へ向かった。

この日の登山ログ
左下がスタート、ゴールのイワカガミ平駐車場
反時計回りで周回し、山頂はピストン



この日のYAMAPデータ



この日、ザックに付けていた温度、湿度計のログ。
行動時間外は車、屋内が多いため参考にしないように。


小学生の時、ミヤマクワガタの山として知った栗駒山。
大人になり、紅葉の山と知り憧れ、やっと行くことのできた栗駒山。
他の山と同じく、今年の栗駒山も最高の紅葉ではないとも聞く。
そんな事はもういいかな。
そこばかり目指してもしょうがない。
他にも山の楽しみ方は沢山ある。
元に、東栗駒コースはワクワクした。
てかさ、栗駒山の紅葉凄かったよ。

ステキな秋山登山でした♪

東北遠征は、吾妻山へと続く。


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