Keeper CEO

介護事業所、有料老人ホームなどを13年間経営。また障がい者支援の社会福祉法人を設立運営…

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介護事業所、有料老人ホームなどを13年間経営。また障がい者支援の社会福祉法人を設立運営。田舎と都内で二拠点生活をしながら直面する社会課題を解決するためkeeperを創業。介護×technologyで世界を変える、スマートな社会実現を目指しています。

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  • 高齢者の未来を考えるマガジン#Keeper

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    高齢者がもっと活躍出来る世界の実現を考えるマガジンです。https://www.keeper-inc.com

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介護のやりがいと現実の葛藤

今日30代の男性介護士から言われた言葉が心に刺さった 介護の仕事が好きだけど生活していかなければならないし、子供たちにもやりたいことを不便なくやらせてあげたい。 ディズニーやUSJにも連れて行ってあげたいと思います。介護じゃなくもっと給料がたかいところに行くか悩んでいます 介護事業経営者として心苦しく、本当に考えさせられた その男性介護士には給料の説明と処遇改善、特定処遇のことを丁寧に説明したが、根本的な解決にはなっていないと思いこちらに久々に投稿しようと思った 国に

    • 憤りを禁じ得ない、これは酷い。

      政治的な意図はありません。あまりに酷すぎるので記載します。 *トップ画像にも意図はありません。 この方は、たぶん医療関係者、介護関係者がどれだけの努力をして感染しないための予防策を取っているのか?を知らないのでしょう。 そして、医療介護従事者たちが、もし患者さんや利用者さんに自分が保菌者になって感染させてしまったときのことを考えて普段の生活にも気を使いながら生活し同居家族にも生活を制限させていること、ストレスが普段の倍以上になっていることも想像したことがないのでしょう。

      • 日本の福祉は持続可能か?

        「人口減少社会のデザイン」広井良典氏(著) 2050年、日本は持続可能か?AIが導き出したシナリオは? 「都市集中型」か「地方分散型」か・・・。興味深く、とても考えさせられる内容でした。 日本社会の持続可能性を実現していく上で、「都市集中型」か「地方分散型」かという分岐がもっとも本質的な選択肢であり、人口や地域の持続性、そして健康、格差、幸福等の観点からは「地方分散型」が望ましいという結果が示されたと記載がありました。 私の個人的な意見ですが、福祉社会は持続可能だと考

        • 介護施設の違いについて

          割と良く聞かれる質問です。下記を参考にしてください。 〇特別養護老人ホーム(通称:特養) 要介護高齢者のための生活施設。設置主体:地方公共団体、社会福祉法人。 中~重度の要介護高齢者が身体介護や生活支援を受けて居住する施設 要介護3以上(原則)。待機期間は長いです。看取りも施設によっては行っています。メリット:費用が安い、要介護度が高くても手厚い介護を受けられる、長期入所が可能。デメリット:入所難易度が高い→入所待機者が多い・入所までにかかる期間は1~5年ほど等、医療

        介護のやりがいと現実の葛藤

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          ひとりで見る夢は夢でしかない、しかし誰かとみる夢は現実だ

          オノ・ヨーコ氏の言葉 私が好きな言葉です。 これは、世界の平和を願って活動してきたジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻の歩みの中で出てきた言葉だそうです。 一人で夢をみて苦労しながら活動していたジョン氏が、オノ・ヨーコ氏と出会って元気をもらい、新たな道を拓くことができた。 これって凄くスタートアップの世界に通じるのでは!と思ってしまいます。 私は、ソーシャルアントレプレナーとして株式会社を数社、社会福祉法人を創業してきました。(狙って何度も起業したわけではありませんが結

          ひとりで見る夢は夢でしかない、しかし誰かとみる夢は現実だ

          2020年介護業界の今後を考える その5

          【介護現場の問題】前回では、介護業界は人手不足でその課題をtechnologyと外国人が解決してくれるのではないかという話しをしました。 介護現場の問題は、基本的には介護人材不足の問題とリンクします。 何故かと言いますと、介護人材不足により介護現場の問題がクローズアップされるからです。介護の現場では、いままでは介護士が充足していたのでマンパワーでどうにかなっていたことが介護士が足りなくなることにより効率的に業務をこなさなくては現場を回せない状況になっていきます。 介護業界

          2020年介護業界の今後を考える その5

          2020年介護業界の今後を考える その4

          【遠距離介護の問題について】突然ですが、介護離職という言葉をご存知でしょうか? 介護離職というのは、「介護」を理由に仕事を辞めるというものです。しかも、毎年約10万人の方々が「介護」を理由に退職しています。 政府の目標は「介護離職ゼロ」の実現です。 昨年までの取組みは、特別養護老人ホームを増やしたりしました。さらに2020年厚生労働省は介護付き有料老人ホームの新設に乗り出すそうです。(いまはコロナウィルスでそれどころではないでしょうが・・・) これは私の勝手な意見ですが

          2020年介護業界の今後を考える その4

          2020年介護業界の今後を考える その3

          【Technology編】 >人材不足の問題(外国人介護人材編)からの続き 「介護」業界でTechnologyの力はどのようなものなのか?介護ロボットと言われているものは沢山あります。例えばロボットスーツで有名なHAL(大和ハウス)をはじめ、見守りセンサー、睡眠センサー、リフトなど枚挙にいとまがないですね。現在は介護ロボット界隈は賑わっていますが、今から10年前にはほとんどなく、合ってもアザラシ型をしたおしゃべりロボットくらいのものでした。だいぶ進歩しましたよね!あと10年

          2020年介護業界の今後を考える その3

          2020年介護業界の今後を考える その2

          前号からの続き、 >外国人とtechnologyの力に頼らないと行けなくなることでしょう。 【外国人介護人材編】 「介護」業界では、外国人人材はとても大きな関心を集めています。やはり、介護現場での人材難は喫緊の問題ですからね。働く人がいないので必然とそうなります。当たり前ですが、介護事業は労働集約型産業になりますから、どうしても人間の労働力に頼る割合がとても多いということになります。働く人がいない、どうする?となると必然的に外国人介護人材にスポットが当たるのはわかる気が

          2020年介護業界の今後を考える その2

          2020年 介護業界の今後を考える

          はじめに 介護の意味は、身体や精神が健全でない状態にある人などを介抱し世話をすること。 「介」漢字の意味は、間でとりもつとか、たすける。 「護」漢字の意味は、まもる、つきそう。 つまり、介護業界の課題を解決しなければ、 まもったり、つきそったり、介抱したりできなくなる。 介護、介護サービスをみなさんに提供できなくなる可能性が将来にはあるということになります。 日本は言わずもがな超高齢社会に突入しています。2025年問題とは団塊の世代の人たちが後期高齢者(75歳以

          2020年 介護業界の今後を考える