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2023年 春・夏に行きたい展示7選

2023年初めてのnoteです。

今年は春〜夏にかけて、気になる展示がたくさん。こういうのって、手帳を開いて、スケジュールを確認しながら、「この辺りで行けるかな?」とアレコレ考えるところから、すでに楽しい時間は始まっているのですよね。

後々「あ〜この展示もう終わってるじゃん…!」とならないように、今年の春・夏に行きたい7つの展示をまとめておこうと思います。

Terri Weifenbach「Saitama Notes Part2"Cherry Blossoms"」

一番好きと言っても過言ではない写真家・Terri Weifenbachさんの個展。
残念ながら、2022年末まで開催されていたPart1はスケジュールの都合上、どうしても拝見できず…。Part2こそは絶対に行きたい!!!と思っております。

Weifenbachさんの作品を初めて観たのは、2014年にIMA galleryで開催されていた川内倫子さんとの二人展『Gift』展でのこと。

当時、社会人になりたてで、慣れない仕事に追われる日々の中、写真から少し距離が出来てしまっていた私は、学生時代の友人からの勧めで仕事帰りにIMAのギャラリーに駆け込みました。

Weifenbachさんと川内さんの呼応し合うイメージの連なりを見て、乾いた心の底から透き通った水が湧き出てきたような気持ちで家路についた記憶があります。写真を通じた人と人のゆるやかで暖かな心の交流に、ときめきを覚えました。

そして、細々とでも写真を撮り続けようと思いました。あの日から、自分の撮る写真も少し変わった気がしています。それ程、Terri Weifenbachさんの写真との出会いは印象的で、大きな影響を受けています。

個展を拝見するのは2017年のIZU PHOTO MUSEUMの展示以来。楽しみすぎます。

 「クリストとジャンヌ=クロード "包まれた凱旋門"」

こちらは昨年夏から開催されている企画展ですが、未だに行けていなくて、会期終了(2/12予定)までになんとか観たいと思っている展示。

60年という長い年月をかけて、一つのプロジェクトをカタチにしていく。こつこつ積み上げていく。そういう地道な人の営みは簡単に真似できるものではなくて、本当に眩しくて尊いことだと感じます。

21_21は、行けたら『㊙︎展』以来。久しぶりにミッドタウンの緑地ものんびり歩きたいです。

「ゼミ展2023」

同じ東京ミッドタウン敷地内ということで、 21_21 DESIGN SIGHTとハシゴしたいなと思っている展示。

学生時代によく通っていたデザインハブ。あれから10年近く経って、"今"の学生の制作・研究を拝見できるって、すごくいい刺激がもらえそうな予感で溢れていて、こういう機会があるのとてもうれしいです。
異なる専門領域のゼミを集めている点もとても興味深い。

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」

ディオールについて、そこまで深い知識がある訳ではないけれど、ただただシンプルに「ディオールの世界に浸ってみたい」と思い、行きたい展示の候補に挙げました。

どんな展示なのか想像するだけで心躍る。
あまり評判を積極的に見聞きしない状態で観に行きたいと思っています。

「憧憬の地 ブルターニュ」

「どうしようもなく強く惹かれる」
「一度訪れたら忘れられない」
「心をグッと掴まれて離れがたくなる」
人は時にそんな場所や風景と出会うことがあるのだと思います。私も、過去にそういう感覚を持った経験があります。

モネが初めてブルターニュを訪れたのは彼が45歳のときだそうです。素敵な出会いはいつ巡ってくるのか、分からないものですね。
多くの芸術家たちがブルターニュの何に魅せられ、どんな影響を受けたのか。それをこの目で見て、感じ取りたいです。
そして私もいつか、ブルターニュを訪れることができたら。

何より、国立西洋美術館大好き人間な私。少なくとも年に一回は西洋美術館の展示を観て、その後、上野公園を歩きたいのです。5月頃がいいかな。

「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」(仮称)

2017年、Bunkamuraザ・ミュージアムで目にした鮮やかな赤色に、心奪われた人は少なくなかったのではないでしょうか。

2020年の第二回企画展『永遠のソール・ライター展』はコロナの影響もあり、観に行くことができなくて、当時、家に籠りながら、2017年にミュージアムショップで購入した写真集を眺めていたのを覚えています。

今度こそは、ぜひ観に行きたい!

「テート美術館展 光ーターナー、印象派から現代へ」

ターナーの絵、とても好きなんです。10年前に東京都美術館で開催された『ターナー展』で観て初めて作品と向き合ったとき、彼が描いた太陽と月、光と影、空と海に心掴まれました。

ターナーの作品を観れるというだけでも絶対に行きたい展示なのですが、さらに今回の展示のテーマは「光」ということで、様々なアーティストの光の捉え方、表現の方法に触れられる貴重な機会に、今からわくわくしています。

そして、個人的に、この展覧会の公式ホームページの配色がとても好きです。やっぱりこういうクリエイティブって、大切ですよね。

この他にも、時間をなんとかつくって観に行きたい展示が幾つかあります。夏が終わるまでに、どのくらい観てまわれるかな。
ただ、2023年は、「とにかくたくさん観に行く!」ではなく、一つ一つの展示をじっくり味わって、作品とゆっくり向き合おうと考えています。そして、そこで受け取ったエネルギーやインスピレーションを、日々の暮らしに活かしていきたいです。