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スプリングハズカム!|#音楽とわたし

4月。この出会いの季節に、また一つ、すてきな音楽と巡り合った。

ここ数日、韓国の歌手・Bolbbalgan4の楽曲『You (=I)』をヘビロテしている。日本語版と韓国語版、どちらもイイ。桜舞ううららかな春の日に散歩しながら聴きたくなる、そんな曲。

Bolbbalgan4 / You (=I)

*日本語版

どこか懐かしさと切なさ漂う鍵盤のイントロ。そこに柔らかく軽やかに流れ込んでくるアン・ジヨンさんの歌声。"かわいい"と"アンニュイ"のバランスが絶妙で心地いい。ずっと揺られていたくなるリズミカルなAメロ、それに続く中毒性のあるサビ。

気づけば何度もリピートしていた。

普段あまりK-POPを聴かないので、日本での知名度や人気度を把握できていなくて…リリース当時から日本でも超有名で流行ってたとかだったらお恥ずかしい限りなのですが…。私は数日前に初めて聴いたので、とりあえず"Bolbbalgan4"について少し調べてみました。

この曲がリリースされた2016年当時はデュオ編成のユニットだったBolbbalgan4。2020年4月以降はヴォーカルのアン・ジヨンさん一人体制で活動しているとのこと。(ふむふむ)
韓国の実力派アーティストが生歌を披露するYouTubeコンテンツ"Killing Voice"にも出演されていました。(このチャンネル、TWICEやIUが出ているのを観たことがあります!)…ということは、恐らく韓国では結構人気…?そして、もしかしたら日本でも有名なのかな?YouTubeのコメント欄を覗いたけど、TikTokで流行ってる…のかも?(TikTokやってなくて、疎くてすみません^^;)

ただ、少なくとも私はこれまでずっとBolbbalgan4と全く接点なく過ごしてきて、きっと、サブスクで音楽を聴くようになった今だからこそ、彼女たちの音楽と出会えました。
だから、ありがとう、Apple Music。

サブスク時代にもときめきを

どの時代にも、その時代なりの新しい音楽との出会い方があって、それは当然ながら時代の音楽の聴き方とともに変化してきた。何気なく選局したラジオから流れてきて…とか、CDショップでジャケ買いして…とか、レンタルショップで気まぐれに視聴機で再生してみて…とか。

勿論、いつもアタリなわけじゃない。でも、だからこそ面白くて、不意に心惹かれる音楽と巡り会えたときのときめきは言葉で言い表せられないくらい特別なものになる。幸運なことに幾度かそういう出会いに恵まれてきたからこそ、私は色んな音楽を聴き続けてきたのではないかなと思ったりする。

けれど、数年前にサブスク時代に突入してからは、何となく音楽との出会いもアルゴリズムに支配されて、一昔前と比べると偶然性が希薄になってきている…という感覚があって、少し寂しさと、物足りなさを感じてた。

そんな中で、『You(=I)』は、私に「サブスクの時代も決して全てが予定調和なわけではなくて、好奇心を忘れずに音楽と触れ合っていれば、すてきな出会いの可能性はあるのかも」と希望を感じさせてくれて、嬉しかった。

というのも、この曲との出会いは、本当に予想外の出来事だったから。
実は、私が元々聴こうとしていたのは、Carpentersの"I Have You"だったのです。"I Have You"を曲名で検索していて、検索結果に現れたのが『You(=I)』で、正しい読み方も分からないアーティスト名がどうにも気になった私は、軽い気持ちで再生ボタンを押してみました。すると、イントロからぎゅっと引き込まれて、きらきらの宝石を見つけたような気分になった。こんな風にして、自分が本来目指していたものとは時代もジャンルも全く異なる新しい楽曲に出会えのでした。(ちなみに、"I Have You"もばっちり聴けました^^)

願わくは、これから先の時代にも、心惹かれる音楽とのすてきな出会いが生まれ続けますように。