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福岡と、2020年のイルミネーション

朝から、駅前で結構大きめの音がする。
なんかまたイベントでもやるのかなと思っていたけれど、その日は三角コーンやトラックしかなく。全く何をやるのかも分からなかった。

今日、さらに進む準備の風景を見て、何をやるのか正体が分かった。
イルミネーションだ。

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博多駅は、『光の街』と題して、オブジェが出来たり、駅前の広場一面・駅前の通路が綺麗に彩られる。

正直なところを言うと、「今年やるんだ・・・・・・」というのが最初の感想だった。
点灯式にはタレントやアーティストの方が来て、駅前には人だかり。
オブジェの前は、写真を撮る人で溢れ、駅前のビジョンが映し出すスポットでは(画面がハートになって真ん中に姿が映るようになっています)、人が列をなして待っている。
点灯が始まって少しすると、同じ広場に『クリスマスマーケット』が登場する。お肉やスイーツなどのお店や、ホットワインなど飲み物のお店が並び、買ったものを広場に設置された座席で楽しむ。これもどんどん冷え込んでいく毎夜、多くの人が毎年集うのだ。

今年は点灯式は行われないらしい。けれども、クリスマスマーケットは開催されるようだ。

確かに、イルミネーションは通りがかりに見ることもできるし。なんとなく色々な場所で豪華なイルミネーションがあって、そこに多くの人が集って、ある程度の時間を過ごすイメージがあるけれど。
いろんな人が密にならないようにという意識が出来ていれば、楽しむことはできそうだなと感じる。

クリスマスマーケットは、例年の感じからするとちょっと心配する人も多いのかもしれない。でも、もちろん対策は講じられるだろうし、参加者のほうが過ごし方を心得ている部分もあると思う。
そう考えると、これまでにない状況ばかりだった1年の年末を、どうにかやり抜いてこられたと、労ってあげられるイベントにもなるんじゃないだろうか。

街の姿も状況も一変してしまったところがある。けれど、イルミネーションは今年も変わらず点灯するのだ。恒例のイベントが同じようにやってくる。
「今年も同じ」ということが、いつもは退屈に感じることもあるのに、今回はなんだかちょっとホッとする。

気をつけなければいけないのは変わらないけれど。あのきらびやかなイルミネーションが点灯されたら、今年もちょっと見てみよう。

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