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【3】流産手術をしてくれる病院を自分で探さなくてはいけない残酷さ。

2話の続きです。


※2017年の話です。


セカンドオピニオンを求めて
別のクリニックに見てもらっても
稽留流産と言われて、
手術をしてもらう決意をしました。


そして
いつものクリニックBへ報告に行きました。
(クリニックBでは流産手術を行なっていないので、
自分で手術をする病院を探さなくてはいけません。)


前日の段階で手術してくださる病院を見つけて
予約を入れましたが、
手術は年明けになるとのこと。


それを先生に伝えました。


先生は

「もっと早く判断してたら年内に間に合ったのに」

と言っていました。


もう私の心はボロボロなんです。


先生の言い方に大きなショックを受けました。


いろいろ質問したかったけれど、
沈黙が続き・・・、
私が
「薬はどうすればいいですか?」
と聞いたら
「手術する病院に相談して」
と冷たい対応。


私の判断が遅かったのが、
いらだたしかったのかな?

その後の優しい看護師さんの対応、、、
泣けてきました。


看護師さんに言われたことは


・やっぱり年内にできる病院を探した方がいい
・紹介状の宛名が違っても
 受け入れてくれるところもあるから聞いてみて
・薬は飲むのをやめて
・年明けでも遅くないけど、いつ出血するかわからない
・次は手術の病院での診察が終わって
 生理が来たら3日後に来てください

とのことでした。

先生とはうまく話せなかったけど
看護師さんと話し、疑問がクリアになりました。


クリニックを出た後、
夫に泣きながら電話しました。


「とにかく先生の対応が冷たかったよ。
 こんな時くらい優しい言葉をかけてほしいよ。」

と怒りと悲しみで泣きながら、
クリニックからの道を歩き、
公園で会社に電話して、
妊娠のこと、流産のことを一気に話しました。


上司は会社のことは気にしなくていいから、
ゆっくり休んでと言ってくれました。


家に着いてから、
年内に手術してくれる病院を探して
片っ端から電話しました。


「体外受精して妊娠したのですが、
 胎嚢が小さくて稽留流産と言われています。
 年内に手術をすすめられていて、
 手術をしてくれる病院を探しています。
 そちらの病院で手術していただけませんか?」


自分で話していて悲しくなりました。


【私は何を話しているのだろう。
 手術をしてくれませんか?って、
 何言ってるんだろう。
 もう話したくないのに、
 なんでここまでしなきゃいけないんだろう。】


年末だったのでほとんど年明けと言われ、
中には冷たい病院もありました。

「体外受精したクリニックで
 手術してもらえないんですか?
 こちらの病院にかかっている患者さんでないと
 受けられません。」
と言われたり。


メンタルはどんどん擦り減っていきます。


何件も電話をかけ、
家から遠いけどとりあえず電話してみようと思い、
電話したクリニックMが
この後の流れを変えてくれました。


「年内に手術できる」と言って下さり、
「〇〇さんのご体調は大丈夫ですか?」
と気遣って下さったのです。


電話の対応も素晴らしく、優しかった。
電話したその日に
初診を受けにいくことになります。


【4】に続きます。

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