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【2】セカンドオピニオンも流産と言われる。人生で一番暗いクリスマス。

1話の続きです。


※2017年の話です。


やっと妊娠した矢先、
不妊治療クリニックBの先生からは
流産宣告を受けました。

認めたくなかった私は、
セカンドオピニオンを求めて
近所の病院へ行きました。


内診の前に、

「うちでは稽留流産の場合、
 手術できないので
 そのまま2〜4週間でてくるのを
 待ってもらうことになります。」

と言われて、
この先生、流産と決めつけてる、、
と、内診前から悲しくなりました。

内診では、
少しだけ大きくなった胎嚢が見えました。

でも袋の中に赤ちゃんは見えなかった。


こちらの先生も、
今回は残念ながら、、、と言っていました。


ようやく状況に納得し、
流産手術を受けようという気持ちになりました。


でも、、、


赤ちゃんは見えなくても、
胎嚢は少しずつ大きくなっていて
生きようとしてるんです。


【いずれは
 出血して流れてしまうかもしれないけど、
 がんばろうとしてる赤ちゃんを
 お腹から出してしまうなんて、
 辛すぎる、ごめんね。】


そんな気持ちでした。

今回の妊娠は心から喜んであげれませんでした。
判定日のhcgも低くて、
胎嚢も小さいと言われてきたので、
ずっと慎重になっていました。


妊娠は嬉しいけれど、
大丈夫かな?という気持ちの方が大きかった。


せっかく宿った命なのに喜んであげれなかった。


信じて守りきれなくてごめんね、、、


この日はクリスマス。


街を歩く人は、楽しそうに見えて、
私だけが辛い思いをしているのではないかと
思いました。


なんで私はうまくいかないのかなぁ。
人と比べてもしょうがないのは分かっていても、
隣の芝は青く見える。


友達で介護している人なんていない、
不妊治療している人もいない、
流産している人もいない。

私はお義父さんと住んで、
お世話して、
お義父さんのお仕事もフォローして、
全く関係ない人に
介護側の私が責められたりしている。


いつか報われる日が来るのかな。


頭の中は
ネガティブばかりで、


人生で一番暗いクリスマスを過ごしました。



【3】に続きます。

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