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SWOTの組み合わせ、クロスSWOT分析で「強み×機会」戦略を考える

アイデアづくりの基本は組み合わせです。

「事業・ビジネスの戦略」にも、組み合わせが使えます。

『強み・弱み・機会・脅威』を組み合わせるクロスSWOT分析で、「強み×機会」の組み合わせ戦略を考えます。

SWOT分析とは

SWOT(スウォット)分析とは、強みStrength)・弱みWeakness)・機会Opportunity)・脅威Threat)の4つの項目で分析する方法です。

図1.SWOT分析

「強み・弱み・機会・脅威」は、次のようになります。

  • 強み:自分の強み長所得意なことなど

  • 弱み:自分の弱み短所苦手なことなど

  • 機会社会や市場の変化などでプラスに働くこと

  • 脅威社会や市場の変化などでマイナスに働くこと

※上記内容は、経済産業省 中小企業庁の『マンガでわかる「SWOT分析」』を参考にして作成しました。

SWOT分析の例

「SWOT分析の」を示します。

図2.製品のSWOT分析

上の図は、製品のSWOT分析です。

製品の「1つの属性(重い)」を取り上げて分析を行ったものです。(詳しくは、次の記事をご覧ください)

上の図2の「SWOT分析」を使ってクロスSWOT分析を行います。

クロスSWOT分析

クロスSWOT分析では、内部(強み・弱み)外部(機会・脅威)を組み合わせた4通りの組み合わせを考えます。

① 強み×機会
② 強み×脅威
③ 弱み×機会
④ 弱み×脅威

図3.クロスSWOT分析

それぞれの組み合わせで、次のような戦略を考えます。

①「強み×機会」→ 強みを活かせる機会を利用する
②「強み×脅威」→ 強みを使って、脅威に対抗する
③「弱み×機会」→ 弱みを補強/改善して、機会に挑戦する
④「弱み×脅威」→ 脅威の影響を最小限にする、最終的には撤退も視野に入れる

『マンガでわかる「SWOT分析」』では、次のように述べられています。

  • クロスSWOT分析では、「強み×機会」に注目して、「有望なビジネスチャンスに対して良いところを活かしていく戦略」を考えることが一番大切です。

  • 戦略策定は、「積極化戦略(強み×機会)」を最優先に考えていきましょう。

「強み×機会」の組み合わせ戦略

製品の「1つの属性(重い)」を取り上げたSWOT分析での「強み×機会」の組み合わせ戦略は次のようになります。

  • 強み「製品が安定する」を活かせる機会「据え置きで使う」を利用する

図4.「強み×機会」の組み合わせ

次回の記事では、3C(顧客・自社・競合)について考えます。

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