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リフレッシュをしていました

いつからだろうか、労働組合と会社との間でリフレッシュ休暇なるものを取得することに合意がなされ、有給休暇を連続して5日間取得が可能になった。

入社して3年ほどたった頃、仕事頑張ってるしちょっと遠方へ旅行へ行きたいかなぁと思った時、これが無かったのでその旅行は諦めなければならなくなった。

当時シフト勤務で回している職場に配属されていたので、どうにか休めるのでは?と淡い期待を持っていた。

自分ももちろん、他の人が休む時は代わって仕事をするし、自分のときも代わって貰えないかなぁと…みんなで取ることができるのでは無いかと思っていた。

ところが意外な答えが帰って来た。「前例が無い」え?マジですか?

皆さんは取りたくはないの?長期休暇?長期休暇でやりたいことはないの?

そういう私に、そんなことできるわけが無いだろうというのが諸先輩方の意見だった。

やってみればいいでは無いかと正直思った。物理的にはシフトを組めば良いわけだから、出来ない事は無いだろう。何も私だけ取りたいと言ってる訳ではない。

仕事も一生懸命やっている。ちゃんと成果も上がっている。ならばリフレッシュ休暇が欲しくなるのもおかしく無いだろう。

みんなはやりたいことはないの?仕事以外で。当時の空気としては、そんなことを言い出すこと自体がおかしいという空気だったので…ちょっとというかかなりショックだった。何の為に働いているのか?

諸先輩方をそこから説得しなければならない。

私のやりたいことというのは、当時1000ccのバイクでツーリングへ行くことが趣味だったので、関東に住む友人と富士山近くで落ち合うという私にとっては壮大なツーリングの計画だった。

結局、半分呆れられながら説得し倒して休みをもらった。当時はまだリフレッシュ休暇の制度は無かったが、他部署の社員も含めみんなが欲しいモノだったので、労働組合が出来てから真っ先に要求を出し、勝ち取ることとなった。

ただ、未だにリフレッシュ休暇という名前はもらえていない。リフレッシュ休暇!ど~ん!って大手を振って社員を喜ばしたら良いのにと思う。

若い頃は憧れた休暇だったけど、今の休暇は日頃出来ない家のことをやることで消化される。それでも自分の心が整うので有り難いと思って大変感謝しているし、あの時勝ち取っていて良かったなぁと心底思う。

今回は2泊3日の京都への旅。母と一緒の女子旅だった。息子もテスト前でなければ連れて行きたかった。未だに日本はなかなかそういう余暇の過ごし方というのが余り進んでいないように思う。人生本当に短い。やりたい事をやらないとあっという間に時は過ぎる。

秋の京都は紅葉も素晴らしく実は以前からよく通っていたところだっただけに、心が喜ぶようだった。息子も一緒だったらどんなにか良かっただろうと…よくを言えばである。 

有給休暇は何も遠慮はいらない。労働者の権利として、消化してそれをしっかり仕事へ反映できる人でありたいと思う。そしてお休みありがとうございました。

読んで下さりありがとうございます❤️

2021.11.30

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