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歳を重ねると桜の良さがより強く感じるようになってきた人間の日記

繰り返しの世の中

 古代のエジプトで「最近の若者は」という文言の文章があると言われておそらく3000-4000年近くの時が経過しても言われる、「最近の若者は」という文言。おそらく人類が生きている限り永久不滅の言葉なんでしょう。
 人類や文化が変化していく過程において、高齢や歳上の人間が生きていた時期と若い人が生きていた時期で文化が異なるのは当たり前なのですが、そのギャップ対策は4000年経っても人類は見つけられてないのでしょうね。
 結局、人類の歴史は繰り返しの繰り返しなんでしょう、歳が重ねていくにつれて分かっていく事が増えてきたように自分も感じます。個人的には最近の若者に対して別に不満や敵意は全くありませんが、ここで踏ん張ったらその先の成長や自分のためになるよーって場面でもパスしてしまう事は見受けられるので、どちらかというと「もったいないな」と思う事が多い気がします。
 人類は基本的に若い方が進化してるんですから必要な乗り越えるべき壁と避けるべき全く不要な壁を見極められたらもっと大成する人が多いのになぁと思います。

歳を重ねて

 歳を重ねて和食が好きになってきたり、脂身の多い肉がしんどくなってきたりという内面的な変化もありますが、それ以上に変化してきたのが花を見て感動したりいい景色を見て感動したりという思考の変化を感じます。以前も書いた通りアートの世界においては全く成長が見られない(©️安西先生)のレベルなのですが、それでも前よりは見ることができるようになったとは思います、岩合光昭さんのネコは最高です、ネコは全てを救う
 その中で桜の綺麗さにも心惹かれるようになりました。桜の木の近く桜の下で見える汚い人間たちに時折辟易することはありますが、それを視野の外に置いてあるベンチに座って娘が遊んでいる様を見ながら花の下にいるというのはなかなか乙なものだなぁと思うようになりました。本当にここ数年の話だと思います。関東に行ったのがよかったかな、九州にいた時は桜なんて家から見える範囲にぼんぼん咲いてましたけど、関東行ったら本腰入れて移動して人ばっかりいるところで見る感じになってたので、逆に桜の貴重さを理解できたのかもしれません。
 江戸時代や平安時代の人が桜を愛でていたというのも現代以上に価値があったであろう桜では当然のことだったのかもしれませんね。

今の人間性で少し若くなってみたい

 今、振り返ると若い時の精神性はちょっと幼稚すぎたかなと今では思います、なので今のメンタリティや価値観を持って若い時に見ていたものをもう一度見てみたいなと思いますね、桜にしろなんにしろ何回も見てきたのに大切さや趣を感じるようになったのはここ最近。もったいないことしたなーって思いますし、やらなきゃいけないところで何にもやってこなかったなという自覚もあります。なので、今なら分別もわきまえて対応出来たと思いますしね。
 後悔というわけではないのですが、もうちょっと今よりいい人間でいい人生を歩むチャンスを逃したのも事実だと思いますので、大きな反省はあります。大きな価値に気付かずに大きくなっている自分に喝を入れてみたいなと思う桜舞い散るある春の1日でした。

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