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小説を読む、そして小説を書く人生に還りたい-書く習慣1ヶ月チャレンジDay4-

本は月に10冊以上読むのが当たり前なのに、もうここ15年ぐらいは本当に小説を読んでいない自分に改めて愕然としてしまう。

何を読んでいるかと言えば、基本的には新書が多くて、今手元にあるのは
中公新書
宇野 重規 著・聞き手 若林 恵『実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』

難しそうな話題は対談本で読むべき、が私の座右の銘で、この本もインタビュー形式をとっているけれど、聞き手とされている若林恵さんに宇野さんも敬意をもってお話している様子がとても清々しい。

また、若林さんの専門でもあるファンダムの話などもすごく面白くて、若林さんが手がけた本も読んでみたいな、と、〈読みたい本リスト〉がまた長くなっている。

・・・という日常の中、久々に出会ってしまった、読みたいなと思う作家に。

それは、月曜日の図書館。対談好きの私に、まるで撒き餌のように置かれた本があった。

それが、中村文則さんの『自由対談』だった。

冒頭、桃井かおりさんとの対談からしばらく俳優さんとの対談が続く。よく見ると、2段組み、3段組みのびっちりと組み込まれた活字の羅列を、滑るように読み進んでしまって…ヤバイな、この人の本読みたいかも、と火がついてしまった。

で、早速今日、中村文則さんのデビュー作『銃』の文庫を書店で見つけ、早速購入、読み始めた。

なんか、この感じ忘れていたな。文庫本に没頭する、この感じ。

パソコンを開けば、早速中村文則さん本人のサイトを見つけ、20作以上の作品があることを目撃し、おおっと怯みつつも愉しみは増えた。

できれば、順番に読んでいきたいな。2023年の残りの日々でどれくらい読めるかわからないけど、コツコツ読んでいこうと思っている。

そして、これをバネに、あわよくば、小説を書く人生に還りたい。それが、本当に自分が往くべき人生だったはずだから。


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